どうも、なっち(@bboy_nacchi)です。
6年ぶりにMacbook Proを買い換えたので、今回は、約1ヶ月使ってみた感想や良かった点、不満な点を紹介していきます。
これからMacbook Proの購入を考えている人は、是非一度目を通して参考にしてみてください。
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Macbook Pro 2020 13インチモデルを購入した理由
今回、僕がMacbook Pro 2020 13インチモデルを買ったのは、主に以下の3つの理由があります。
- 使用していたMacbook Pro 2014 13インチモデルの故障を警戒した
- バタフライキーボードが廃止され、シザー構造のキーボードになった
- 動画編集のために、スペックの高いPCが欲しかった
愛用しているMacbook Pro 2014 13インチが壊れそうだった
僕が約6年間愛用しているMacbook Pro 2014 13インチがこちら。一見すると綺麗で、何の問題も内容に見えますが、この写真をみてください。
そう、まさかの物理的に壊れそうな状況だったんです・・・
落とした瞬間、終わった・・・
と永遠のお別れが頭を過ぎりましたが、一応問題なく使えているのが現状。
とはいえ、一度落としてしまったからには、パソコン内部のパーツにダメージがあるかもしれません。
SSDに不具合出て、データが飛んでしまうかもしれない。という、壊れるかどうか分からない不安に晒されながら利用するのはよくありません。
これが、僕がMacbookを買い換えようと決意した最大の理由です。
バタフライ構造からシザー構造のキーボードに変更された
正直なところ、これまで何度もMacbook Proを買い換えようと思うことはありました。でも、購入に至らなかった大きな理由が1つあります。
それは、前の機種にまで導入されていたバタフライ構造のキーボード。
薄さを追求しすぎたあまり、タイピングしづらく、感触も良くない。何度も家電量販店に足を運んでは、タイピングテストをして使い心地を確かめましたが、最後までしっくりこなくて、購入を諦めました。
ただ、今回の2020年モデルから新たにシザー構造のキーボードに一新され、これまで使っていた2014年モデルと比較してもそこまで違和感なく使えそうだったので、購入に踏み切りました。
YouTube用に動画編集ができるハイパワーのパソコンが欲しかった
5Gのスタートにより動画の時代へ突入しました。ブロガーからYoutuberへ転向する人も多く、これまで以上に多くの人がYoutubeへ参入しはじめています。
僕もその1人で、前からやってみたいとは思っていたものの、中々一歩を踏み出すことが出来ず、結局やらずにここまできてしまいまいた。
やってみてダメだったらそれでいい・・・。と思うようになり、YouTubeをやるなら動画編集がサクサクできる新しいマシンが必要。
そして、良いタイミングでMacbook Proの2020年モデルが発売されたというわけです。
Macbook Pro 13インチ 2014と2020のスペック比較とカスタマイズした理由
モデル | 2014年 13インチ | 2020年 13インチ |
---|---|---|
macOS | High Sierra | Catalina |
CPU | 2.6 GHz Intel Core i5 | 2.3 GHz クアッドコア Intel Core i7 |
メモリ | 16GB | 32GB |
SSD | 256GB | 1TB |
これまで愛用していた2014年モデルと新しく買った2020年モデルの簡単なスペックの比較はこんな感じ。SSD以外は、フルスペックにカスタマイズして購入しました。
その理由は前述したとおり、動画編集に対応できるハイスペックを実現するため。
2014年モデルを買った際も、動画編集やプログラミング、画像編集などマルチタスクで利用することを考え、メモリは増設しましたが、お金があまりなかったため、仕方なく小さい容量のSSDを選びました。でも、実はこれが失敗。
動画や画像、音楽データ自体は外付けHDDなどに保存すればいいのであまり問題になりませんが、動画編集、音楽編集、画像編集、Microsoft Officeなど必要なソフトをインストールすると、徐々にSSDの容量が足りなくなってしまいます。
残りの容量が少ないと、動作が重くなる上に、動画を作ったり、画像を編集するたびに何かしらのデータを消す必要があり、非常に面倒。
そのため、今回はノートパソコンでは十分すぎる容量である1TBのSSDを選択しました。
いろんなソフトをインストールして、Macbook Proを様々な用途で使おうと考えている人は、最低でも512MB以上のSSDを選ぶことをおすすめします。
Macbook Pro 2020 13インチを実際に使ってみた感想
ここからは、Macbook Pro 2020 13インチモデルを約1ヶ月使ってみた感想を、良かった点と不満な点に分けて紹介します。
買い換えて良かった点
まずは良かったと感じたことから。
キーボードは違和感なく使える
ずっと買い換えられない不安要素の一つであったキーボードの違いですが、結論から言うと、ほとんど違和感がありません。
キーストロークは、若干異なるものの、初めて触った時から不快感がなかったので、現状で2014年モデルを使っている人でも、すんなりと慣れると思います。
大容量のSSDにより残量の心配がない
2014年モデルは、常に残量が10GB〜15GBしかなかったため、ブラウザのキャッシュや写真素材によって頻繁に残量不足の警告が出て困っていました。
しかし、SSDを大容量にしたことで、残量を気にせずソフトをインストールでき、動画や画像編集。大きいファイルのダウンロードができるので、大満足。
32GBのメモリのおかげで動作がサクサク
Premire Proで動画編集をしながら、Photoshopでちょっとした画像加工。そして、ブラウザを複数立ち上げながらの作業をすることが多いのですが、メモリも32GBに増設したおかげで動作がサクサク。
立ち上げるソフトを限定して作業をした方がいいと言う人もいるかもしれませんが、作業の途中で別の作業が必要になり、どうしてもマルチタスクになってしまうことも多々。
ブロガーさんや動画編集をやっている人ならわかってくれるのではないでしょうか。
Sidecarが便利
これは新型Macbook Proの恩恵というよりは、macOS Catalinaのおかげなんですが、Sidecarが使えるようになったため、購入して中々出番のなかったiPad Proをサブディスプレイとして利用できるようになりました。
自宅の作業環境には、22インチの外部ディスプレイがあるので不便はありませんでしたが、外出時の1画面だけの作業だと効率が悪く、モバイルディスプレイの購入も検討していたので、これは非常にありがたい機能。
iPadを持っている人は是非試してみてください♪
不満な点
良い点もたくさんありますが、それに負けず不満な点もあります・・・
MagSafeがなくなった
昔からMacbookを使っている人にはお馴染みだったMagsafe。磁石で充電ケーブルがくっついてくれるアレです。
誤ってコードに足をひっかけてしまっても簡単に外れるので、本体を落としてしまったり、接続部分にダメージを与えないため好きだったのですが、数年前のモデルから廃止され使えなくなりました・・・
Thunderbolt3になったことで、左右どちらのポートからでも給電できるようになったことは有り難いですが、安全性とリスクを考えると、Magsafeのが個人的には好きです。
HDMI、USB-A、SDカードスロットがなくなった
外部ディスプレイとの接続、一眼レフカメラで撮った動画や写真のデータ移行、iPhoneを使った有線テザリング。これ全てがUSB-Cハブを使わないと出来なくなったことが辛い。
外での作業も考慮して、仕方なく持ち運びしやすそうなこのUSB-Cハブを購入しましたが、これまで何も使わずに出来ていたことが出来なくなると、不便を感じてしかたないですね・・・
Touch Barはいらない
文章を書く際に、ファンクションキーのF7〜F9を多用するのですが、それが圧倒的にやり辛くなりました。
設定すれば、ファンクションキーを常時表示させることは可能ですが、物理キーじゃないため誤操作が多くなり、効率が悪いというのが正直な感想。
見た目が若干お洒落なのが唯一の利点ではないでしょうか。Touch Bar非搭載で、安いモデルがあれば、僕は間違いなくそちらを選びます。
FCPXをはじめとした、多くの動作不良
Macbook Pro 2020 13インチの購入を考えている人であれば、いろんなレビューをみて既に知っているかもしれませんが、このモデルでは多くのバグが報告されています。
特に多い報告が、Final Cut Pro Xが正常に動作しなくなる問題。
Premiere Proは高くて手は出せないけど、Final Cut Proならどうにか・・・。そして、YouTubeが伸びてきたら乗り換えよう!と考えて、動画編集目的でこちらのモデルを購入した駆け出しYouTuberも少なくないはず。
AppleのパソコンでApple純正のソフトが動かないのは致命的ですよね・・・
幸いのところ、僕は画像編集などの理由で、既にAdobe CCコンプリートプランを契約しているため、Premiere Proを使うことでこの問題を回避していますが、何か問題がある機体を使っていると思うといい気持ちはしません。
一方で、Premiere Proでも不具合の報告をされている方もいます。
実際に、2分〜10分弱の動画を数本編集してみましたが、僕の環境では目に見えたひどい不具合は、今のところ確認できていません。
テロップや効果音をほとんどいれていない動画だったからの可能性はありますが、今後がっつり動画を作ろうと考えているので、不安が残ります・・・
ポイント
macOSのアップデートで、Final Cut Pro とPremiere Proの動作が劇的によくなることがわかっています。気になる方はこちらの記事も合わせてお読みください。
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移行アシスタントを使ったらクリーンインストールする羽目に・・・
これはあくまで僕の個人的な環境だけかもしれませんが、同じ状況の人もいるかもしれないので共有しておきます。
結論から言うと、移行アシスタントを使って古いMacbookから新しいMacbookにデータ移行したら、動作がおかしくなり、クリーンインストールする羽目になりました。しかも購入初日に・・・
詳しく説明すると、Macにはパソコンを買い換えた際などに、これまで使っていた環境をそのまま新しいMacに移動できる移行アシスタントという機能があります。
これを使うと、画像や動画などのファイルはもちろん、ユーザ情報やインストール済みのソフトも全てコピーしてくれるため、多くの手間は省いてくれます。
ただし、僕の場合、6年近く使っていたせいなのか、はたまたウィルスが入ってしまっていたのか、詳細は不明ですが、移行が完了した直後から動作がおかしくなり、起動直後にもかかわらずファンが回る状態になりました。
しまいには、画面上にピンクや黄色、水色の横線が入りフリーズ。明らかに何らかの不具合が起きている状態に・・・
初期不良に当たってしまったかな・・・と思いつつも、クリーンインストールして、アカウントを手動で作り直し、必要なソフトを一からインストール。
それから約1ヶ月が経過しましたが、問題なく動作しています。
まとめ
- Macbook Proをハイスペックにカスタマイズして買い換えたことで、効率はあがった
- 不具合が多く報告されており、原因不明の問題を抱えた時限爆弾を使っている感じがして嫌
Macbook Pro 2020 13インチモデルは、キーボードが改善され、メモリを32GBまで積めるようになったので、小さな機体でパワフルな作業ができるようになりました。
そのため、頻繁に持ち運んで、外で作業をするような人であれば嬉しいモデルではありますが、Final Cut Proをはじめとした、致命的なバグが多く報告されており、時間の経過とともにそれが多くなっている状況です。
Appleサポートでも現状のところ原因が掴めておらず、OSのアップデートで治るかどうかも不明。いつ問題が起こるかわからない、時限爆弾のような物だと個人的に思っています。
なので、今はまだ買わないことをおすすめします。
動画編集用にどうしてもパソコンが必要な人は、Macbook Pro 16インチかiMacを検討してみてください。
今後、進展があれば、随時追記していきますので、何か質問があれば是非コメントください。
それではまた\(^o^)/