今回紹介するのは、スマホのグリップ力を大幅に上げてくれるスマホスタンド「beak(ビーク)」。
参考
メーカーのHuman Natures様より商品提供をいただきました。
スクリーンサイズが大きくなるとともにスマホ本体のサイズも大きくなり、片手で操作するには難しく、落としてしまう危険性があります。
でもbeakなら、落下のリスクを極限まで減らせるので超便利。
組み立て式スマホスタンドとしては、前に紹介した「Moft Snap-ON スタンド&ウォレット」も有名ですが、両者の違いや使い勝手が気になるところ。
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ということでこの記事では、beakの機能や使い勝手、Moftとの比較を紹介します。
スマホリングやスタンドの購入を考えている人の参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。
beakの同梱物
同梱物 | beak本体 |
---|---|
粘着アタッチメント | |
取扱説明書 | |
SNS情報カード |
同梱物はこんなこんな感じ。
粘着アタッチメントが付属1つされていて、beakを付けたスマホを場所を選ばず貼り付けられる神アイテム。
詳しくはbeakの機能の部分で紹介します。
形状は、正方形に近い長方形。恐らくこれがベストの形なんでしょう。
beakはPU素材の合皮でできていて、スベスベで手触りがナイス。
厚みは5mmしかないので、スマホに貼り付けてもそんなに邪魔になりません。
取り付けるスマホの厚みにもよりますが、Xiaomi mi 11 liteに取り付けると、本体が薄いぶんデニムのポケットに入れても全然かさばらないのでナイス。
組み立てが超簡単
beakを下から上に押し上げて左右を摘むと立体的になり、スマホリング(グリップ)、スタンドとして使えるようになります。
詳しくはbeakの機能の部分で紹介します。
開封直後は癖がついていないので、①、②の手順が必要ですが、使い続けて癖がつくと、①の下から上に引き上げるだけで立体的になり、より使いやすくなります。
耐荷重1.5kgの粘着力が凄い
スマホへの取り付けは裏面についている粘着ジェルシート。
粘着力がめっちゃ強くて、耐荷重が1.5kgもあるらしいので、大きくて重いスマホでも安心して使用できます。
何度でも脱着でき、粘着力が弱くなったら水洗いするだけで粘着力が復活するのもナイス。
ただし、貼り付ける素材によって十分な粘着力を得られないらしく、ケースの種類を選ぶ不調があるのでそれがちょっと面倒。
特に、背面がガラス製のiPhoneX以降やシリコンケースは剥がれやすいので非推奨となっています。
参考:メーカーによるケースとの相性の検証動画
iPhoneやXperiaなど人気スマホには様々なケースがあり、素材を選びやすいですが、僕が使っているXaiomi Mi 11 liteはケースの種類がかなり乏しい。
Amazonでポリカーボネイト製のケースを見つけたので購入を考えましたが、検証のためにあえて非推奨のシリコンケースで試してみることにしました。
期待のグリップ力が得られなくて、ケース選びが難航しそうという当初の予想とは裏腹に、シリコンケースでも十分すぎるほどの粘着力で、引っ張っても全然取れません。
シリコンケースを裏側から確認してみると、こんな風にしっかりとくっついていることがわかります。
beakの角を摘んで、意図的に剥がそうとしないと取れないので、わざわざ新しいケースを買う必要もないという結論に至りました(笑)
ということで、このままシリコンケースに付けたまま検証していきたいと思います。
beakの機能
- スマホグリップ(リング)
- 縦置きスタンド
- 横置きスタンド
- 磁石でどこでも貼り付け
beakの機能をざっと上げるとこんな感じ。
グリップ力が格段に向上
「めざしたのは100点のグリップ力」というのは伊達じゃなく、beakを正しく使っていれば手からスマホを落としてしまうことはないと思います。
前述したように、ケースとの相性が良ければ粘着力抜群なので剥がれ落ちる心配もありません。
穴のサイズは約2.2cmなので、極端に手が大きかったり、太かったりしない限り問題なく使えると思います。
試しに一番太い親指を使ってみましたが、ギリギリ入る大きさ。
このサイズ感だと、指を入れるたびにちょっとひっかかるとので使いにくいかもしれません。
そのため、先に指のサイズを測ってから購入したほうがいいかもしれません。
スタンドも安定感抜群
beakを起こした状態で、そのまま縦置きのスマホスタンドとして利用可能。
スマホの大きさや重さによって安定感は変わってくると思いますが、6.55インチのMi 11 liteでも十分安定します。
縦置きスタンドの場合は、貼り付ける位置によって角度は変わってくるので、使いやすい角度になるようにある程度計算してから貼ることをおすすめします。
そのまま横向きにすると、横置きスタンドとしても機能します。
接地面が増えた分安定感が更に増し、YouTubeなどで動画鑑賞するのに最適です。
磁石でいろんな場所にくっつく
beakのロゴの上のスペースに磁石が内蔵されていて、鉄製のドアや冷蔵庫に貼り付けることが可能。
縦横どちらでも張り付くので、冷蔵庫に貼り付ければ、料理をしながらYoutubeを見たり、キッチンタイマーとして使うこともできます。
粘着アタッチメントで色んな場所に貼り付けられる
beak単体では、鉄板や冷蔵庫などの磁力を受け付けるものにしか張り付きませんが、付属の粘着アタッチメントを使えば、いろんな場所にくっつけることが可能。
注意ポイント
粘着アタッチメントの耐荷重は約220gで、連続使用時間は1時間以内とのこと。
シートが小型なので重いものや長時間の利用は避けたほうが良さそう。
幸いMi 11 liteはギリギリ220g以内なので、長時間貼り付けなければ大丈夫そう。
ということで、自宅の壁に早速貼り付けてみました。
木製のクローゼットの壁だと、表面がスベスベしていて粘着力がしっかりしているので全然問題なさそう。
縦に貼り付ければ、インカメラでの垂直撮影が可能なので、TikTokやインスタのリール用の縦長動画を取りたい中高生に需要がありそうですね。
凹凸の激しい壁紙は流石に駄目かなと思ったのですが、意外と普通に張り付きました。
何度か脱着を繰り返した後に、どれくらいの時間張り付くのか検証してみましたが、結果は「約9分30秒」。
と思って説明書をよくよく読んでみると「縦向きは不得意」って書かれていました…
ということで、木製のツルツルの壁でどれくらい耐えられるのかも検証してみました。
壁紙の材質やスマホの重量、粘着アタッチメントの粘着力に大きく左右されるはずなので、可能な限り長時間の利用は避けたほうが良いと思います。
ちなみに、新品の状態の粘着力だと強力過ぎて、気をつけないと壁紙が敗れる可能性があります。
まぁそれだけ初期の粘着力は強力だということですね。
別売りのスチールパッドなら磁力抜群
長時間貼り付けて使うなら、「スチール・パッド・フォー・キッチン」がおすすめ。
メモ
サンプル品のため1枚ですが、実際に販売されているのは2枚セットです。
言ってしまえば両面テープが付いた薄くて小さい鉄板なのですが、ホールド力抜群で壁に貼り付けるのに最適。
こちらは粘着アタッチメントと違って何度も脱着ができませんが、その分吸着力が抜群でスマホが剥がれ落ちる気配がありません。
この状態で30分ほど放置してみましたが、全然剥がれ落ちる気配はありませんでした。
動画を見ながら料理をしたり、クックパッドでレシピを確認する際に目の高さにスマホがあるとめっちゃ便利なことに気が付きました。
beakとスチールパッドのセットも販売しているみたいなので、どうせ買うならこのセットのほうが個人的にはおすすめです。
beakとMoftの違いを比較
beakとよく似た製品に「Moft スタンド&ウォレット」があります。
磁力でくっつくSnap On スタンド&ウォレットしか持っていませんが、せっかくなので両者を簡単に比較してみましょう。
Moftとbeakのスペック比較
製品名 | beak | Moft スタンド&ウォレット |
---|---|---|
外観 | ||
サイズ | 60x73x5mm | 65x98x5mm |
重量 | 23g | 44g |
大きさや重さを比較すると、beakの方が小さくて軽く使い勝手が良さそうな印象。
ただし、粘着アタッチメントを含めると大きさに違いは殆どありません。
組み立て方に違いあり、Moftは上から下に引き下げる。beakは下から上に押し上げて立体的になります。
真横から見るとこんな感じ。
iPhone13ProMaxとMi 11 liteの厚みが違うので、パット見同じ高さに見えますが、スタンドだけを比べた場合、beakの方が少しだけ高いですね。
beakとMoftの機能の違い
製品名 | beak | Moft |
---|---|---|
スマホリング (グリップ) |
◯ | ◯ |
縦置きスタンド | ◯ | ◯ |
横置きスタンド | ◯ | ◯ |
どこでも貼り付け | ◯ | ✗ |
カードホルダー | ✗ | ◯ |
beakとMoftのスタンド&ウォレットは、一部を除きほとんど同じ機能があります。
グリップ力の比較
粘着シートと磁石式の違いがあるので正当な比較はできませんが、指を通す部分がbeakの方が小さいので、その分しっかりホールドできます。
Moftは空間が広いので、指が大きくて太い人でも問題なく使えるのがメリット。
でも、手が小さいと空間に遊びができるので、グリップ力はbeakに比べると弱く感じます。
スタンド機能の比較
続いてスタンドとしての機能を比べてみます。
パット見ほぼ同じ角度。机に置いていてもどちらも見やすいです。
真横から見ると角度にほとんど違いがないことがわかりますね。
beakの方は、貼り付ける位置を少し下にずらせば、角度をもっと急にできるので、その辺は好みに合わせられて便利です。
どちらも安定感があるので、押したりしない限り倒れることはありません。
横置きスタンドモードにしても違いはほとんどなく、動画の視聴に最適。
どちらも同じくらい安定感がありますが、beakの方が先端の支えになる部分がスマホの中央よりにあるため、より安定感があります。
ただし、スマホの角を指で押さない限りわからない程度の違いです。
beakは磁石で壁に張り付く
Moftにはないbeakの特徴は、磁石で壁に貼り付けられること。
付属品の粘着アタッチメントを使えば、色んな場所に貼り付けることが可能です。
ただし、別売りのマグパッドを使えば、Moftも壁に貼るつけることができます。
なので、追加購入でこの機能の違いは克服できそう。
Moftはカードを3枚収納できる
beakとMoftの一番の違いは、カードホルダー機能の有無。
beakはグリップ力と軽量化、耐久性を重視しているので、カードの収納機能がありません。
beakとMoftを組み合わせれば垂直撮影が可能
これはかなり特殊な使い方ですが、beakとMoftを組み合わせると垂直撮影が可能です。
mi 11 liteのレンズの縁がiPhoneの横滑りを抑え、beakとMoftがお互いを支え合う素晴らしいスタイル。
運動中に動画を撮って動きを確認するのですが、三脚をよく忘れてしまうので、この組み合わせが最強の使い方だと思います(笑)
beakを実際に使ってみた感想
ここからは、実際にbeakを使ってみた感想を良い点と不満な点を含めて紹介します。
グリップ力抜群で落とす心配がなくなった
beakを取り付けることでグリップ力が増し、スマホの落下のリスクが大幅に減ったのでかなり便利。
6.55インチのスマホを使っていると、片手で使うには困難で手から滑り落ちてしまうリスクがあります。
特に写真を撮る際は、被写体に集中してスマホへの配慮が掛けて落下させやすいので、スマホで頻繁に写真を取る人にぜひ使ってほしいスタンドです。
ワイヤレス充電不要であれば最高のグリップスタンド
前述したように、beakのグリップ力は文句なし。
でも、粘着シートで貼り付けるタイプなので、ワイヤレス充電ができなくなります。
iPhone12以降であれば、MagSafe充電という最高のワイヤレス充電機能があるので、これが使えないのがデメリット。
逆にいうと、ワイヤレス充電不要であれば最高のグリップスタンドと言えます。
カードホルダー機能が欲しい
カードが収納できれば、財布を持ち歩く必要がなくなります。
折りたたんで薄くコンパクトになるのはメリットですが、できるだけ荷物をなくしたいというユーザもいると思うので、少し厚みが出てもいいのでカード収納機能があるとより便利だと感じました。
なので、グリップ力重視ならbeak。機能性重視ならMoftを選ぶといいと思います。
まとめ
- beakは、グリップ力抜群のスマホスタンド
- 粘着力が強力で、1.5kgの重さにも耐えられる
- ワイヤレス充電とカード収納が不要であれば最高のグリップスタンド
スマホを不意に落としてしまい、ハッとした経験は誰しも1回はあると思います。
ディスプレイが割れると見た目が悪いだけじゃなく、修理代もばかにならないので、ケースにお金をかける人もいると思いますが、できるだけ落とさないようにする工夫も必要。
特に女性は、男性に比べると手が小さく、大きいサイズのスマホ落としやすい傾向にあるそうなので、beakのようなグリップ力のあるスマホスタンドを使うと、そのリスクを軽減できると思います。
スマホをよく落とす人は、ぜひ使ってみてください。