外出時にできるだけ荷物は軽くしたい。
でも、スマホのバッテリー切れが心配で、充電器とモバイルバッテリーを持ち歩いてるそこのあなた。
僕もその中の一人です(笑)
Macbookと一緒に持ち歩くと割とかさばるので、どうにか荷物を減らせないか模索していたところ、こんな製品を見つけました。
Anker「PowerCore Fusion 10000」。USB充電器とモバイルバッテリーが一体化した、まさに僕が探していた製品です。
この記事では、このモバイルバッテリーのスペックや同梱物、実際に使ってみた感想を良い点と悪い点を含めて紹介します。
PowerCore Fusion 10000のスペックとシリーズ比較
Fusion 10000 | Fusion 5000 | |
---|---|---|
外観 | ||
バッテリー容量 | 9700mAh | 5000mAh |
合計最大出力 | 20w:USB-C単体 15w;2ポート同時充電時 |
AC使用時:10w バッテリー使用時;15w |
USB-A出力 | 5V=2.4A | AC使用時:5V=2.1A バッテリー使用時;5V=3A |
USB-C出力 | 5V=3A / 9V=2.22A | 未搭載 |
充電時間 | 約4時間 | 不明 |
Power Delivery | ◯ | ✗ |
PowerIQ | 3.0(Gen2) | ✗ |
サイズ | 約82 × 82 × 35mm | 約72 x 70 x 31mm |
重さ | 約278g | 約189g |
AnkerのFusionシリーズは2種類あり、両者の違いはこんな感じです。
バッテリー容量が約2倍になり、最大出力も20w。PowerDeliveryやPowerIQへの対応など、大幅にパワーアップしているので、性能は「Fusion 10000」が圧倒的に有利。
ただ、容量が大きくなったサイズも重量も増えてしまっているので、携帯性は「Fusion 5000」の方が良いです。
PowerCore Fusion 10000の同梱物
同梱物 | Fusion10000 本体 |
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USB-C to USB-Aケーブル | |
専用ポーチ | |
ユーザマニュアル | |
サポートの情報 |
同梱物はこんな感じでシンプル。
ケーブルはデバイスに給電するためのもので、モバイルバッテリー本体を充電するものではないので要注意です。
PowerCore Fusion 10000を実際に使ってみた感想
ここからは、実際に使ってみて気づいた感想を、良い点と不満な点も含めて紹介します。
パススルー充電対応で、バッテリーとデバイスの充電が楽
「Fusion 10000」はパススルー充電に対応しているため、デバイスを充電するために本機に接続し、コンセントに指しておけば、デバイスもモバイルバッテリーも充電されるので、これがめっちゃ便利。
パススルー充電
パススルー充電とは、モバイルバッテリーとデバイスを一緒にできる機能のこと。
基本的には、接続デバイスを優先的に充電して後に、モバイルバッテリーが充電されます。
就寝前に、本製品を使ってスマホを充電すれば、朝起きたときにモバイルバッテリーとスマホの充電が完了しているので、1日電池切れの心配が不要になります。
ポイント
「Fusion 10000」のパススルー充電は、接続された機器の充電後にモバイルバッテリー本体へ充電されます。モバイルバッテリーとデバイスが同時に充電されたり、モバイルバッテリーが優先的に充電されたりはしないので、この点は要注意。
プラグ内蔵なので、荷物がコンパクトに
このモバイルバッテリーは、製品本体に充電用プラグが内蔵されているため、充電用にわざわざケーブルとUSBアダプタを持ち運ぶ必要がありません。
これが不要
ケーブルが多いと自宅で使う場合は気になりませんが、持ち運ぶときにかさばってしまうので、ケーブルが一本不要になるだけでも荷物を減らせるのでGood。
ただしこれにはデメリットもあります。
それは、本体が大きいので、形状によっては指し方を工夫しないと、無駄にコンセントを専有してしまうこと。
「写真」
やはり自宅で使う分には工夫すればなんとかなりますが、外出先のカフェなどではコンセントの数も形状も制限されていることがあるので、その際は要注意です。
モバイルバッテリーとしては重くて大きい
「Fusion 10000」唯一の弱点は、他のモバイルバッテリーと比較すると重くて大きいこと。
2ポート搭載で、プラグ内蔵。パススルー充電対応など機能が沢山あるので、これらの機能が無い同じ容量のモバイルバッテリーと比較すると、サイズも重さもかなり違います。
バックパックのような大きなカバンに入れる場合は気になりませんが、小さいかばんで、できるだけ荷物を軽くてコンパクトにしたい人や、とりあえず充電ができれば良いと思っている人にはおすすめしません。
そんな人は、小さくて軽く、値段も安い普通のモバイルバッテリーをおすすめします。
まとめ
- Anker「PowerCore Fusion 10000」は、モバイルバッテリーと充電アダプタが一体化した便利な製品
- パススルー充電対応で、複数デバイスの同時充電が可能
- 一般的なモバイルバッテリーよりは大きくて重いのが唯一の弱点
今回は、Ankerのモバイルバッテリー「PowerCore Fusion 10000」を紹介しました。
バッテリーとアダプターが一体化しているので、荷物を減らせて便利ではありますが、モバイルバッテリーとして重くて大きいので、自分のライフスタイルに合わせて購入を考えたほうが良いと思います。
重さや大きさはそこまで気にしないから、とにかく便利で容量の大きいモバイルバッテリーが必要な人にはめちゃめちゃおすすめ。
逆に、バッテリー切れを起こすことは殆どないので、万が一のときのために、とりあえずかばんに入れておきたいという人は、もっと小さくて軽いモバイルバッテリーを選びましょう。
僕は車社会で生活しているので、運転中は社内でスマホの充電ができるし、外で動画を見ることもほとんどないので、バッテリー切れの心配がありません。
なので、より小さくて軽い、前機種の「Fusion 5000」でもよかったかなと思っています。
ただUSB-Cポートが搭載されていないので、サイズとバッテリー容量は同じにして、USB-CとUSB-Aが搭載されている新機種が発売されないか密かに楽しみにしています。
公共交通機関を使う人であればスマホの利用頻度が高く、バッテリー切れの可能性も大いにあるので、この製品は重宝すると思うので、購入を検討してみても良いと思います。