ニンテンドースイッチの音声をワイヤレスイヤホンで聴きたい。
そして、できればボイスチャットも使えたらいいな…
そんなあなたにおすすめしたいのがCIOのBluetoothトランスミッター「BT-TM800」。
よくあるUSB-CタイプのBluetoothトランスミッターですが、より高品質なコーデックであるaptX LLとHDに対応している数少ないデバイス。
前に紹介した「GENKI Audio」とどう違うのか気になるところ。
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ということでこの記事では、「CIO BT-TM800」のスペックとGENKI Audioとの比較、実際に使ってみた感想を紹介していきます。
ニンテンドースイッチの音声をワイヤレスイヤホン化したい人の参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
CIO BT-TM800の同梱物
同梱物 | BT-TB800本体 |
---|---|
USB-Aアダプター | |
取扱説明書 |
同梱物はこんな感じでかなりシンプル。BT-TB800本体は充電しなくも利用できるので充電ケーブルもありません。
付属のケーブルはUSB-CからAに変換するためのもので、これを使えば、TVモードのニンテンドースイッチやPS4、パソコンの音声をワイヤレスイヤホンで聴けるようになります。
両サイドのA、Bボタンを使って二台のデバイスを同時接続可能なので、カップルや友達同士で音を漏らさずにプレイした時に重宝します。
LEDインジケータで接続中のコーデックも確認できるので、これが地味に便利。
使用方法は簡単で、ニンテンドースイッチの充電ポートに接続するだけ。
あとはワイヤレスイヤホンとペアリングすれば、スイッチの音声を無線化できます。
本体の厚みがほぼスイッチと同じなので、出っ張らず、邪魔にならないのでナイス♪
ニンテンドースイッチの接続部分を真横から見ると、1mmに満たないくらいの隙間があります。
僕はあまり気になりませんが、もしかしたら気になる人もいるかも…
でもこれは、薄いケースであれば装着したまま使えるということでもあると思うので、人によっては嬉しいポイントかもしれません。
スイッチの下に接続するため、バランスが悪くなり付属のスタンドは使えなくなります。
こんな感じで直立させることはできますが、バランスがあまりにも悪く、転倒すること間違いなし。
そもそもこの角度だとプレイしづらいので現実的ではありません…
なので手持ちプレイ専用で使うか、幅の広いスタンドを用意する必要があります。
付属のUSB-Aアダプタを使えば、TVモードでも使用可能。これなら充電しながら使えるので、バッテリー残量を気にせずゲームをプレイできます。
CIO BT-TM800のスペックとGENKI Audioの比較
続いてBT-TM800のスペックを見ていきましょう。
せっかくなので、前に紹介したGENKI Audioと比較してみたいと思います。
BT-TM800 | GENKI Audio | |
---|---|---|
外観 | ||
コーデック | SBC, aptX, aptX LL, aptX HD | SBC, AAC, aptX, aptX LL |
接続デバイス数 | 2台 | 2台 |
USB-Aアダプタ | ◯ | ◯ |
PD対応 | ✗ | ◯ |
ボイスチャット | ヘッドセットマイク | ヘッドセットマイク/BOOMマイク |
サイズ(mm) | 49x14x6 | 20.3x38x7.7 |
価格 | 3,608円 | 5,399円 |
両者の大きな違いは、形状とPD充電対応の有無。
BT-TM800はaptX HDに対応しているので、より音質にこだわる人向けではありますが、ワイヤレスイヤホン自体もaptX HDに対応していないといけないので、利用する人は少ないかもしれません。
音声の遅延はaptX LLの方が少なく、どちらのトランスミッターも対応しているので、個人的にはコーデックの違いはそんなに気になりません。
それよりも、充電しながらプレイするかどうかで購入の選択肢が決まるような気がします。
BT-TM800はブラックとグレーのシンプルなのに対して、GENKI Audioはカラフルで可愛らしいのが特徴。
真横から比較してみると、大きさと形状がかなり違うことがわかります。
BT-TM800は薄く横幅がありますが、手持ちプレイの邪魔になりません。
一方のGENKI Audioは、充電しながらプレイできる分、縦に長くなっていて、手持ちプレイだとちょっと邪魔くさいです。
厚みはGENKI Audioの方が薄いですが、BT-TM800もニンテンドースイッチとほぼ同じのため、全然気になりません。
BT-800は手持ちプレイ向け。GENKI Audioは充電しながらプレイしたい向け
BT-TM800とGENKI Audioを使ってフォートナイトをプレイしてみましたが、音質に違いは感じられませんでした。
比較的に遅延の多いSBCで接続しても、フォートナイトくらいならプレイできるレベル。物凄くシビアに音ズレを気にする人じゃない限りは、コーデックの違いは気にしなくてもいいかもしれません。
もしかしたらaptX HDで接続すれば音質は変わるかもしれませんが、対応しているワイヤレスイヤホンを持っていないので検証できていないのが現状。
これらの要素を踏まえると、手持ちプレイ中に充電したいか否かでどちらかを選べば良く、ニンテンドースイッチライトのように手持ちプレイしかできないのであれば、邪魔にならない「BT-TM800」がおすすめです。
どうしても充電しながらプレイしたいなら、「GENKI Audio」を選びましょう。
CIO BT-TM800を実際に使ってみた感想
ここからは、BT-TM800を使ってみた感想を、良い点と不満な点を含めて紹介していきます。
小型で手持ちプレイの邪魔にならない
GENKI Audioを既に持っているので、わざわざBT-TM800を購入する必要はありませんでしたが、Switchに接続してもあまり出っ張らないので、手持ちプレイ中も全然邪魔になりません。
腕を曲げて中に浮かせながら手持ちプレイするならGENKI Audioでも問題ありませんが、手がつかれるので僕はテーブルの上に腕を置いてプレイする派。
なのでSwitch本体の下の方はできるだけ出っ張りがないほうが使いやすいんですよね♪
充電できなのは全然気にならない
PD非対応で、充電しながらプレイできないのがBT-TM800の唯一の欠点ですが、僕は全然気になりませんでした。
というのも、僕のプレイスタイルは、手持ちだと長くても1時間以上プレイすることはありません。
また、基本的にはTVモードでプレイするため、その場合は充電しながらワイヤレスイヤホンと接続できます。なのでバッテリーの減りを気にする必要がないんです。
TVモードが使えないニンテンドースイッチライトだとそうはいきませんが、1時間遊んだら暫く休む。その間にSwitchを充電する。
こんな風に運用すれば、充電しながら使えないデメリットは気にならなくなるのでおすすめです。
AirPodsのマイクでボイチャもできる
商品説明であまり大々的に紹介されていませんが、実はワイヤレスイヤホンのマイクを使ったボイスチャットに対応しています。
全てのワイヤレスイヤホンやボイスチャット機能に対応しているわけではありません。
試しに、AirPodsと接続して、フォートナイトでボイチャができるか試したところ、問題なくマイクの音声が入力されました。
Ankerの「Soundcore LifeQ30」でも問題なくボイチャができましたが、Soundpeats製のワイヤレスイヤホンだと、どれもマイクから音声入力ができませんでした。
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なので、相性によってはボイチャができない場合もあるので、その点は注意して下さい。
横幅がもう少し小さいと嬉しい
実はGENKI Audioを購入した際に、それに合わせてSwitch用の専用スタンドを3Dプリンターで作ったんです。
ご覧の通りSwitchの色に合わせ、GENKI Audioがぴったりハマる用に設計したお気に入りのスタンドだったんですが…
BT-TM800の横幅が大きすぎて、ちゃんとハマらないという事態に陥りました…
これは完全に僕の落ち度ではあるんですが、あと1mm短ければハマったのにと嘆いていますww
まとめ
- CIO「BT-TM800」は、ニンテンドースイッチの音声を無線化できる便利なBluetoothトランスミッター
- 厚みが無いので、手持ちプレイの邪魔にならない
- 充電しながらの手持ちプレイはできない
今回は、CIOのBluetoothトランスミッター「BT-TM800」を紹介しました。
前に紹介したGENKI Audioよりも小型なので、手持ちプレイに最適。
価格も安いので、手持ちプレイ中に充電しながら使いたいという人でない限り、圧倒的に「BT-TM800」の方がお得です。
付属のUSBアダプタを使えば、TVモードで充電しながら利用することも可能なので、バッテリーの残量に合わせてプレイスタイルを変更すれば、欠点は気にならないと思います。
めちゃめちゃ便利なので、ワイヤレスイヤホンを持っている人はぜひ使ってみて下さい。