前回Soundpeatsのインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「Air3」を紹介しました。
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【Soundpeats Air3レビュー】小型で高音質、コスパ抜群のワイヤレスイヤホン
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小さいのにパワフルで高音質という凄いワイヤレスイヤホンでしたが、なんとSoundpeatsよりまたサンプル品の提供とレビュー記事の執筆依頼をいただきました。
それがこちらの「Soundpeats Mini」。

Soundpeats Mini
パッと見よくあるカナル型のワイヤレスイヤホン。
前に紹介したSonicとあんまり変わらないじゃんと思ってしまうんですが、手にとって1円玉と比較してみると…

1円玉とほぼ同じサイズという小ささ
Miniという名前にぴったりのミニミニサイズ。

ということでこの記事では、「Soundpeats Mini」のスペックや他のワイヤレスイヤホンとの比較。実際に使ってみた感想を、良い点と不満な点も含めて惜しみなくレビューしていきます。
Soundpeats Miniの同梱物

Soundpeats Miniの同梱物
同梱物 | Mini本体 |
---|---|
充電ケース | |
充電ケーブル USB-C to A | |
イヤーピース×3(S, M, L) | |
取扱説明書 |
付属品はこんな感じで必要最低限のものが同梱されていますが、充電器はありません。
商品説明読むと急速充電器は使わないほうが良いようですが、僕はAnkerの充電器を使っています。

入力は5V1A以下
念の為入力を計測してみると、定格の5V1A以下なので大丈夫だとは思いますが、心配な人はiPhone純正の充電器など(5V1A)のもの使うようにして下さい。

付属の充電ケーブルはかなり短い
付属のケーブルはかなり短いので、こんな感じで不格好に…なので、延長コードとかを使うほうが良さそうですね。

丸っこい充電ケース

厚みもあまりない
充電ケースは丸くて薄い形状。ケースが小さいとポケットに入れても邪魔にならないので、めっちゃ助かります。


背面に充電用USB-Cポート

蓋を開けるとこんな感じ
背面には充電用のUSB-Cポートがあるだけのシンプルなデザイン。残念ながらワイヤレス充電は非対応です。
蓋を開けただけではイヤホンの電源はONにならず、一度ケースから取り出す必要があります。


タッチパネルで操作可能

裏側の形状は、Sonicとほぼ同じ
冒頭でお見せしたように、イヤホン本体はこんな感じで本当に小さく、女性にもおすすめできそうなサイズ感。
側面はタッチパネルになっていて、様々な操作が可能です。
タッチパネルでできる操作一覧
電源オン | 自動:充電ケースから取り出す |
---|---|
手動:タッチパネルを1.5秒間長押し | |
電源オフ | 自動:充電ケースに戻す |
手動:タッチパネルを10秒間長押し | |
再生/一時停止 | 左右いずれかを2回タッチ |
音量ダウン | L側を1回タッチ |
音量アップ | R側を1回タッチ |
曲戻し | L側を1.5秒間長押し |
曲送り | R側を1.5秒間長押し |
着信受話/通話終了 | 左右いずれかを2回タッチ |
着信拒否 | 左右いずれかを1.5秒間長押し |
通話切替え | 左右いずれかを2秒間長押し |
手動でペアリング | 6秒長押し |
音声アシスタント | 左右いずれかをを3回タッチ |
曲戻りができないワイヤレスイヤホンもたまにありますが、「Soundpeats Mini」は前の曲にも戻る操作ができるので、Goodなポイント!

裏側の形状は、Sonicとほぼ同じ
イヤホンの裏側の形状は、Soundpeatsのカナル型イヤホンの代表格であるSonicシリーズとほぼ変わりません。
耳の形に合うようになっているので、ある程度フィット感を得られそうな気がしますね。
Soundpeats Miniのスペックと旧製品との比較
続いて「Soundpeats Mini」のスペックを見ていきましょう。
せっかくなので、前回紹介した「Air3」と「Sonic Pro」と比較してみたいと思います。
製品名 | Mini | Air3 | Sonic Pro | |
---|---|---|---|---|
外観 | ||||
タイプ | カナル型 | インナーイヤー型 | カナル型 | |
Bluetooth | 5.2 | 5.2 | 5.2 | |
駆動方式 | 6.1mmダイナミックD | 14.2mmダイナミックD | デュアルBAD | |
コーデック | SBC, AAC | SBC, AAC, aptX Adaptive | SBC, AAC, AptX Adaptive | |
ノイズキャンセリング | cVc(※1) | cVc(※1) | cVc(※1) | |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 | 対応 | |
ゲームモード | 非対応 | 対応 | 対応 | |
連続使用時間 | イヤホンのみ | 5時間 | 5時間 | 15時間 |
ケース併用 | 20時間 | 17.5時間 | 35時間 | |
充電時間 | イヤホン | 約1時間 | 調査中 | 約1.5時間 |
ケース | 約2時間 | 調査中 | 約2時間 | |
充電ケースの イヤホン充電回数 |
調査中 | 約2.5回 | 2回 | |
防水性能 | IPX5 | IPX5 | IPX5 | |
サイズ(mm) | イヤホン | 22 x18.6 x24.1 | 調査中 | 20.5 x 18.3 x 27.2 |
ケース | 56.8 x 41.6 x 24.9 | 49.5 x 22.5 x 47.5 | 61 x 38.9 x 34.7 | |
重量 | イヤホン | 4.2g x 2 | 約4g x2 | 約6g x 2 |
ケース | 32.6g | 約24g | 約47g | |
定価(※2) | 4,580円 | 5,380円 | 6,880円 |
メモ
- ※1 音声通話のみ。アクティブノイズキャンセリングは非対応
- ※2 Amazonでの価格
とまぁこんな感じで、スペックを単純比較してみると「Air3」「Sonic Pro」の方が良さそうという結果に。ただ、小さい割にはバッテリーが長持ちなのはナイス!

「Soundpeats Mini」「Air3」「Sonic Pro」の実機比較

SonicProとMiniとAir3の比較
では、実機で比較してみるとどうなんでしょうか。
サイズ比較

充電ケースの高さ比較

充電ケースの厚み比較
充電ケースのサイズは、「Sonic Pro」>「Min」>「Air3」といった感じで、Sonic Proが圧倒的に大きくてかさばります。
Air3の方が厚みがない分少し小さいですが、ポケットに入れた感じは、「Mini」もほとんど変わりません。
Sonic Pro | 35時間 |
---|---|
Mini | 27時間 |
Air3 | 17.5時間 |
バッテリーの持ちが9.5時間も違うことを考えると、Miniが小型で長寿命なことがわかりますね。

Sonic ProとMiniのサイズ比較①

Sonic ProとMiniのサイズ比較②
同じカナル型のSonic Proと比べてみると、Miniの小ささが際立ちます。
ヘッド部分だけじゃなく、耳に入る部分も短くなっているので、耳が小さい女性や子供に丁度良いサイズではないでしょうか。


Air3とMiniの比較①

Air3とMiniの比較②
Air3と比較するとこんな感じ。
カナル型とインナーイヤー型で形状が異なるので比較するのは難しいですが、ヘッドの部分だけを見ると少ししかサイズが変わりません。
でも、Miniのほうが2時間長く使えるので、長時間使いたい人に良いと思います。

音質比較

音質比較
音質の比較はあまり得意ではありませんが、EDM、J-POP-、ピアノなどの音楽を聴き比べた結果「Air3」>「Mini」>「SonicPro」という順番になりました。
Air3の方が大きいダイナミックドライバーを積んでいるということもあり、音のパワフルさが上のように感じられました。
ただ、Miniの方も全然負けていなくて若干パワフルさに欠けるものの、低音もしっかりとしていて高音質。

と思ってしまうくらい、かなり聴き比べてみないと僕の耳ではそんなに気になりませんでしたww
聴く音楽のジャンルや音の好みによってわかれると思います。
Air3は低音がより強いせいで、高音が若干弱め。籠もった感じに聞こえるので、僕はMiniの方が好み。
Sonic Proは低音が弱く、EDMを良く僕にとってはパワフルさが足りないので、Miniのほうが圧倒的に好きな音です。
フィット(装着)感比較

イヤーピースの違い
イヤーピースはSonicProの方がより丸みがあり、Miniの方はキノコ上の形をしています。
フィット感は耳の穴の大きさや深さで個人差が出ると思いますが、小さくて耳に入る部分の短いMiniのほうが僕には合っていました。


Soundpeats Miniを装着した様子:側面

Soundpeats Miniを装着した様子:正面
万が一フィット感を得られない場合は、イヤーピースだけを自分の好みのものに変えられるのもおすすめ。
これはカナル型イヤホンでしかできないメリットでもあります。
またインナーイヤー型のAir3の方はより手軽に装着できるので便利ですが。フィット感で言うとやはりカナル型のほうが上。
操作性比較

Sonic Proは物理ボタン。Miniはタッチパネル

Air3、Miniともにタッチパネル
操作性は、物理ボタンとタッチパネルという違い以外ほとんど変わず、小さいからと言ってタッチしづらいといこともありません。
個人的には、誤操作が少ない物理ボタンが好みですが、押すかタッチするかの違いなので気にする人は少ないかも。
Soundpeats Miniを実際に使ってみた感想
ここからは、Soundpeats Miniを実際に使ってみた感想を、良い点と不満な点も含めて紹介していきます。
小さいのに音質はかなり良い
音質比較の部分でも触れましたが、小さな見た目とは裏腹にパワフルで意外と高音質。
これまで数種類のSoundpeats製ワイヤレスイヤホンを使ってきましたが、Miniが一番好みの音でした。
イヤホンは大きいほうがパワフルで音質が良いという概念を、いい意味で覆してくれた素晴らしいワイヤレスイヤホンだと思います。
ゲームでの利用は遅延が感じられるので向かない
Soundpeats製の完全ワイヤレスイヤホンのほとんどは、より遅延の少なくなるゲームモードが搭載されていますが、「Mini」にはなぜか搭載されていません。
ドラマやアニメなどの動画鑑賞や、音楽鑑賞の場合は全然違和感がありませんが、ゲームをプレイすると、「Air3」と「SonicPro」に比べると若干音ズレが感じられます。
それでもスマホゲームをプレイする分にはどうにか我慢できるレベル。
しかし、ニンテンドースイッチの音声をワイヤレス化できるBluetoothトランスミッター「GENKI Audio」とは相性が悪いらしく、遅延が顕著なのでまともにプレイできません。
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なので、ゲームにも使いたいのであれば、ゲームモードが搭載されている「Air3」の方がおすすめです。
カラーバリエーションが無いのが残念
耳にすっぽり収まる小さいサイズなので、女性でも使いやすいワイヤレスイヤホンだと思うのですが、残念ながらカラーバリエーションがブラック一色しかありません。
ホワイトやレッドがあれば、見た目も可愛らしく、ファッション性を重視しそうな女性にも人気が出そうなので、カラーバリエーションは3種類くらいは合ってもいいんじゃないかなと思いました。
まとめ
- 「Soundpeats Mini」は、小型かつパワフルな完全ワイヤレスイヤホン
- 耳の小さい女性や小型のカナル型イヤホンを探している人におすすめ
- ゲームのプレイには不向き、音楽鑑賞に使うのがベスト
今回は、Soundpeatsのカナル型完全ワイヤレスイヤホン「Mini」を紹介しました。
同社製のコレまでのカナル型イヤホンに比べてかなり小型化されたにもかかわらず、音質は良い素晴らしいワイヤレスイヤホンだと思います。
ゲームモードが搭載されていないので、ゲームのプレイでは遅延が気になるという弱点はありますが、音楽鑑賞であればその問題は一切気になりません。
耳に入れても邪魔にならないので、スポーツの利用にもおすすめ。
小型のワイヤレスイヤホンを探している人は、ぜひ購入を検討してみてください。