今回紹介するのは、ECOVACSのハイエンドロボット掃除機「DEEBOT X1 TURBO」。
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2022年9月現在、販売されているECOVACSのロボット掃除機の中でハイエンドシリーズで、5,000Paの強力な吸引力と全自動の水拭き機能が魅力の製品。
実際に使い始めて約半年が経過したので、スペックや他のロボット掃除機の比較、そして使ってみた感想を紹介していきます。
ロボット掃除機の購入を検討している人の参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。
僕がECOVACS DEEBOT X1 TURBOを購入した3つの理由
はじめに、僕が数あるロボット掃除機の中からDEEBOT X1 TURBOを選んだ理由を紹介します。
5,000Paの強力な吸引力
掃除機を選ぶ上で1番大事なのが吸引力。
せっかく自動で掃除をしてくれても、床に落ちているゴミやホコリを吸い取ってくれなかったら全然意味がありません。
ECOVACSを始め各社様々なロボット掃除機を販売していますが、5,000Paの吸引力があるロボット掃除機はまだまだ多くありません。
これだけ強力なら吸い残しが限りなく少なく、面倒な掃除の時間を極限まで削ることができるのでは?と思いました。
【吸引と水拭きが一体】場所を取らず一台で解決するロボット掃除機
DEEBOT X1 TURBOは、吸引だけじゃなく水拭きもできる一体型のロボット掃除機です。
ロボット掃除機として有名なルンバは、吸引機能のみで、モップがけをしたい場合は別売りの水拭きロボットを購入する必要があります。
ただでさえ狭い部屋に住んでいるので、ロボット掃除機を二台も置くのは邪魔。
機能が豊富で省スペースで使えるロボット掃除機がDEEBOT X1 TURBOでした。
さらに、全自動のモップ掃除機能がついているので、モップをわざわざ自分で洗う必要も無いの魅力的過ぎました。
クラファンで安く購入できた
ロボット掃除機欲しいなと思っていたところ、Makuakeの先行販売で定価159,800円のところなんと、128,000円!
決して安くはないですが、約3万円も安いなら超お得。これで面倒な掃除から開放されると思えばコスパ抜群なので、購入を決定しました。
先行販売は終了してしまっていますが、今で安くお得に購入する方法があるので、それはこの記事の後半で紹介します。
ECOVACS DEEBOT X1 TURBOの特徴:メリットとデメリット早見表
DEEBOT X1 TURBOの特徴を簡単にまとめてみました。
X1 TURBOは、3Dマッピングと障害物剣&回避も魅力的。
安いロボット掃除機でマッピング機能がない場合、ランダムに動くため掃除の効率が悪く、ちゃんと掃除できない可能性もあります。
しかし、X1 TURBOには3Dマッピング機能があるため間取りや家具の位置を把握し、効率よく掃除をしてくれるんです!
2DKの僕の家の間取りも初回運転の際に自動でマッピングしてくれてこの通り!
難しい操作は必要なく、自動でマッピングしてくれるので機械に弱い人でも簡単に使えるのも便利です。
また、ロボット掃除機が動いた軌跡も確認できるので、部屋のどの部分で障害物を回避しているか、そして効率が悪くなってしまっているか簡単に把握できます。
ただ高機能な分高額なのがデメリットですね…^^;
ECOVACS DEEBOT X1 TURBOのスペック
ロボット掃除機本体 | |
---|---|
製品名 | ECOVACS DEEBOT X1 TURBO |
吸引能力 | 5,000Pa |
水拭き | 回転モップ :OZMO Turbo2.0 |
マッピング機能 | True Mapping2.0 |
障害回避 | AIVI 3D |
バッテリー | 5,200mAh |
稼働時間 | 140分 |
充電時間 | 6.5時間 |
サイズ | 直径362×103.3mm |
DEEBOT X1 TURBOは、マッピング機能と障害物回避機能を搭載し、吸引から水拭きまで全自動やってくれる賢いロボット掃除機です。
稼働時間は140分と長く、仮にバッテリー残量が減って自分で充電ステーションに戻るため、文字通り全自動で掃除が完了します。
ステーション | |
---|---|
ゴミ収集 | ✗ |
モップ自動給水 | ◎ |
モップ洗浄 | ◎ |
モップ乾燥 | 冷風乾燥(5時間) |
サイズ | 430×448×441mm |
水拭きのための水を貯めるタンクを搭載しているためステーションのサイズは大きいです。
でも、モップの自動洗浄&乾燥機能が搭載されているためかなり便利。
前年なのは、吸引したゴミを収集する機能がついていないこと。ゴミ収集機能がついたモデルについては次の項目で紹介します。
【ECOVACS DEEBOT X1シリーズ比較】各モデルの違い
ECOVACSでは多数のロボット掃除機を販売していますが、すべて紹介するとキリがないので今回はハイエンドモデルのX1シリーズに絞って紹介します。
DEEBOT X1シリーズは、TURBO、PLUS、OMNIの三種類。
見た目もスペックもよく似ていますが、水拭きと自動ゴミ収集機能に違いがあります。
X1 TURBOには、回転式のモップが搭載され、モップの自動洗浄機能があるため、全自動で吸引と水拭きを行ってくれます。しかし、収集したゴミをステーションに吸引する機能がないため、結構な頻度でロボット掃除機本体に溜まったゴミを捨てる必要があります。
一方のX1 PLUSには水拭き機能はありますが、回転式のモップではなく、振動しながら拭く従来型の水拭き機能で、自動洗浄機能がないため、掃除の度にモップを取り外して濡らしたり、汚れたら洗濯するという手間があります。しかし、ステーションにゴミ収集機能があるため、頻繁にゴミを捨てる必要がありません。
最後のX1 OMNIは、先に紹介した両者の長所を合わせた贅沢品。回転式のモップを搭載し自動洗浄可能。そして、ゴミの自動収集機能まであるので、ほぼ完全に掃除を自動化できますが、その分値段がめちゃめちゃ高いのがデメリットです。
ECOVACS DEEBOT X1 TURBOの同梱物
- DEEBOT X1 TURBO本体
- 充電ステーション
- 電源ケーブル
- デュアルサイドブラシ
- ウォッシャブルモップパッド
- メンテナンスツール
- 取扱説明書
- 保証書
ロボット掃除機の中には充電ステーションが別売りのものがありますが、DEEBOT X1 TURBOにはステーションが同梱しています。
その分価格は高いですが、ロボット掃除機の購入を検討している人って掃除が面倒でできるだけ楽をしたい。掃除をしたくないって人が殆どだと思うので、それを考えると値段は二の次と捉えてもいいかもしれません。
モップパッドとデュアルサイドブラシは消耗品なので、劣化したら点か購入する必要があります。
普通の掃除機もブラシの部分は消耗品だったりするので、その辺はあまり変わりないですね。
ECOVACS DEEBOT X1 TURBOの実機レビュー
前置きが長くなりましたが、DEEBOT X1 TURBOの実機を見ていきましょう。
シルバーとブラックのツートンカラーに高級感があり、かっこいいデザインなのがX1シリーズの魅力の一つ。見た目からも他のモデルとの差別可を感じられます。
正面にはカメラとセンサーがついていて、これらを使って障害物の回避を行います。
余り使うことはありませんが、搭載されているカメラの映像をこんな風に確認することもできます。
外出時に自宅の様子がどうなっているか気になる人は、巡回ロボットとしても使える面白いロボット掃除機。
薄い煙突のように飛び出ているのが距離センサーになっていて、これは引っ込めることができません。
厚みが約10.5cmくらいなので、これより低い家具の下などは掃除できないので要注意。
障害物と距離センサーがかなり優秀で、本体の直径よりギリギリ広い幅の椅子の足の間に入って掃除してくれるのはマジで凄い。
シルバーの上面パネルは磁石式で脱着がめちゃめちゃ簡単。
上面パネルの下には主電源やWi-Fi接続に必要なボタンが隠れています。
ちなみにこの光っている部分がタッチ式のボタンになっていて、このボタンを操作することで掃除の開始や一時停止、ステーションへ戻る操作ができます。
吸引したゴミを溜めておくダストボックスもこの部分に隠れていて、レバーを上げるだけ簡単に取り外せます。
2DKの部屋を3回くらい掃除させるとこれくらいゴミが溜まります。
毎日動かしているわけではないのでいいんですけど、ホコリってなんで勝手に増えるんですかね…^^;
ダストボックスはサイドに付いているツメを外すだけで簡単にあきます。
ダストボックスの開口部が大きいので、ゴミを捨てやすいのがメリットの一つ。
X1 TURBOのはステーションにゴミ収集機能が無いので、頻繁にゴミを捨てる必要があるのでこれは助かります。
ロボット掃除機の裏面にはモップとブラシがついていて、これらが回転することで吸引と水拭きを同時に行ってくれます。
モップも磁石式になっていて、簡単に脱着ができます。
モップがついているとカーペットを掃除しないモードになるので、カーペットの掃除もやってほしい人は、モップは取り外しましょう。
X1 TURBOは掃除をしていないときは常にステーションにドッキングしています。
このときに充電が行われるため、わざわざ充電のために操作をする必要はありません。
掃除の途中で電池が切れそうになっても、自分でステーションに戻って充電、そして掃除を中断したところから再開してくれるので、掃除のほとんどを任せることができます。
モップの洗浄はステーションで行われるため、洗浄に使用する水タンクが収納されています。一般的なロボット掃除機と比べてX1 TURBOのステーションが大きいのはこのため。
それぞれのタンク容量は約4Lですが、2DKの部屋を約4、5回掃除すると全部使い切ります。
ただ汚水を放置していると臭いが出てくるので、汚水タンクは毎日空にして洗うのがおすすめ。
ECOVACS DEEBOT X1 TURBOを実際に使ってみた感想
ここからは、実査にDEEBOT X1 TURBOを使ってみた感想を、良い点と不満な点を含めて紹介していきます。
一台で吸引と水拭きが完結するのが最高
X1 TURBOの魅力は、1台2役で吸引と水拭きの掃除が完結すること。
家事の中で掃除が1番嫌いなんですが、流石に目に見えてホコリがあるのには耐えられず、これまではハンディータイプの掃除機を使って掃除をしていました。
それでも、モップがけまでは面倒すぎてやっていなかったので落とせてない汚れがありました。
ただ、X1 TURBOの水拭き機能はかなり優秀で、モップが回転するのでひどいこびり付きがなければ、それだけで床がかなりピカピカになります。
すべての汚れがなくなるわけではありませんが、全自動である程度キレイになるなら十分。
外出中に勝手に掃除をしてくれて、帰宅したら部屋が勝手にキレイになっているって最高だと思いませんか?
2cmの段差に対応、カーペット検知が優秀で助かる
小さな子どもがいるお家では、クッション用のカーペットやカラーマットを敷いている家庭も多いと思いますが、X1 TURBOは2cmまでの段差に対応しているため、問題なく掃除をしてくれます。
モップがついている場合は、カーペットを濡らさないように自動で回避する機能もあるので、子育てで忙しく、掃除を満足にできないママの救世主になると思います。
嫌いな掃除に費やしていた時間が大幅に軽減された
X1 TURBOで買ってよかったと思ったのが、嫌いな掃除の時間を大幅に軽減できたこと。
X1 TURBOが侵入できない場所や掃除残しが一部あったりしますが、家中の広い範囲をキレイに掃除してくれるのでそれだけで大満足。
毎日の掃除をX1 TURBOに任せて、掃除残しを週に1回くらいパパっとサポートしてあげるだけど、家をキレイに保てるので時短になって、掃除することへの億劫さが軽減されました。
Wi-Fiがなくても使える
X1 TURBOは、設定やマッピングの状況などを全てスマホ上のアプリで確認するため、Wi-Fiが必須と思われがちですが、実はWi-Fiがなくても利用できます。
ステーションを電源につなぎ、自動ボタンをタッチすればそれだけで掃除開始。マッピングや障害物検知などの基本的な機能は設定されているのでWi-Fiありのときの何らかわりありません。
音声アシスタントによる操作や遠隔操作、細かな設定などはWi-Fiを通してスマホアプリでしかできませんが、基本的には自動清掃でほぼ完結するので、自宅にWi-Fi環境が無い人にもおすすめです。
メンテナンスフリーではない
全自動で吸引と水拭きをしてくれるX1 TURBOですが、メンテンスは必須です。
ステーションにゴミの収集機能がないため、ダストボックスに溜まったゴミを毎回捨てないといけません。
また、見ての通り小さなホコリが残ってしまうので定期的に取り除いてあげる必要があります。
とはいえダストボックスは水洗いが可能なのでかなり楽。
あまり汚れていないように思えたフィルターも、近くでみると細かいホコリがこびりついてます。
フィルターは水洗いだけではキレイになりませんが、軽く湿らせた歯ブラシでこすってあげると・・・・
かなりキレイになります。消耗品なので定期的に購入するものなのですが、軽く掃除するだけこんなにキレイになるので、かなり長持ちしそうです♪
ロボット掃除機本体は水洗いできませんが、付属のブラシを使うことで簡単にキレイになります。
メインブラシの部分も取り外しが可能です。
メインブラシの部分はモップの水分がホコリに含まれるため、乾燥するとしっかりとこびり付きます。
大きなゴミを取り除いてあとに、軽く湿らせた歯ブラシで擦ることでキレイになります。
毎日やる必要はありませんが、これが手間と思う人にはあまり向いていないかもしれません。
ステーションの自動吸引機能が欲しくなった
X1 TURBOの唯一の弱点。それは、ステーションに自動吸引機能がないこと。
2DKの部屋で3,4回くらいはダストボックスを気にしなくても大丈夫なのでそんなに問題ありませんが、吸引から水拭きまで自動でやってくれるので、ついつい全てやって欲しくなるんですよね…
掃除を楽にしたいためにロボット掃除機を導入する人がほとんどだと思うので、これから購入する人は多少高くてもOMNIのほうが個人的にはおすすめです。
ECOVACS DEEBOT X1 TURBOを安く購入する方法
僕はMakuakeの先行販売でかなり安い値段で購入しましたが、実は同じようにDEEBOT X1 TURBOを安く購入する方法があります。
それは、Amazonプライムデーです。
【DEEBOT X1 TURBO安く購入する方法①】Amazonプライムデー
DEEBOT X1 TURBOを1番安く購入する方法は、Amazonプライムデーです。
年に一度だけAmazonプライム会員向けに行われる大型セールで、2022年のプライムデーではなんと最大37%OFFでDEEBOT X1シリーズが販売されていました。
定価159,800円のX1 TURBOがなんと、97,800円。最上位モデルのOMNIも198,000円が133,650円。
この値段だったら、機能性に優れたOMNIを選んだほうが絶対におすすめ。
通常のタイムセールでも安くなりますが、こんなに割引額が大きいのは年に一度だけなので、Amazonプライム会員の人はプライムデーを狙いましょう!
【DEEBOT X1シリーズを安く購入するその他の方法】楽天スーパーセールやPayPay祭
楽天スーパーセールやPayPay祭もX1シリーズを安く購入できるのでおすすめ。
Amazonプライムデーのような超大型割引は無いものの、30,000円引き+ポイント還元のようなセールを行っているので、プライムデーを逃した人はこれらのセールを狙いましょう。
ただし、今回紹介しているX1 TURBOに関しては、ECOVACS のダイレクトショップかAmazonでしか販売されていないので、その点は要注意。
まとめ
- ECOVACS DEEBOT X1 TURBOは、5000Paの強力な吸引力と水拭きができる1台2役のロボット掃除機
- モップ自動洗浄機能付きで掃除がかなり楽になる
- メンテナンスは必要だけど水洗いで簡単にキレイになる
- 掃除をもっと楽にしたいのであればX1 OMNIのほうがおすすめ
今回はECOVACS の最新ハイエンドロボット掃除機「DEEBOT X1 TURBO」を紹介しました。
初めてのロボット掃除機でしたが、マッピングと障害物回避の正確性に驚き、十分な吸引力とと水拭きで掃除をほぼ任せっきりにできるので、買ってよかったと思いました。
高額なので手を出しにくいですが、値段相応の機能を備えていてQOLがバク上がりするので、気になる人は購入を検討してみてください。
僕はTURBOを選びましたが、掃除を可能な限り全自動化したいのであればX1シリーズの最上位モデル「OMNI」のほうおすすめです。