今回紹介するのは、MATECHのモバイルバッテリー「LightCell+」。
一見よくあるモバイルバッテリーにストラップがついたようにしか見えませんが、なんとこのバッテリーLightningケーブル付き!
しかも、充電器としても使える1台3役のすごいモバイルバッテリーなんです。
この記事では、MATECH LightCell+のスペックや類似製品との比較、実際に使ってみた感想を紹介します。
モバイルバッテリーの購入を考えている人の参考になると思うので、ぜひ最後まで読んてみてください。
僕がMATECH LightCell+を購入した3つの理由
まずはじめに、僕がLightCell+を購入した理由を簡単に紹介します。
充電器とモバイルバッテリーが一体化、ケーブル付きというのに惹かれた
AnkerのPowerCore Fusion10000を持っているので、特に不自由は感じていなかったのですが、この製品にはMFI認証されたLightningケーブルが内蔵されています。
常にいろんなガジェットをかばんに入れて持ち運んでいる僕にとって、ケーブル1本でも少なくなると荷物が整理できて助かります。
スペックもそこまで変わりないので、使い勝手はMATECH LightCell+のほうがいいかもしれない。という期待から購入してみました。
>LightCell+とPowerCore Fusion10000の比較はこちら
パススルー充電対応
スマホもモバイルバッテリーも充電しないといけないって意外と面倒くさいですよね。
でも、LightCell+はパススルー充電に対応しているので、充電を一回にまとめることができます。
パススルー充電
パススルー充電とは、モバイルバッテリーとデバイスを一緒にできる機能のこと。
基本的には、接続デバイスを優先的に充電して後に、モバイルバッテリーが充電されます。
そのため、寝る前にLightCell+を使ってスマホを充電すれば、朝起きたときにはスマホとモバイルバッテリーの両方が充電完了。
別々に充電しなくて良いので、コンセントを専有スルこともないので便利です。
日本のブランドという安心感
Amazonで販売しているモバイルバッテリーを見ていると、聞いたことのない中国製のものが数多くあります。
AnkerやXiaomiのように良い製品を販売している有名な中国企業もありますが、あまり知られていないものはやはりちょっと躊躇してしまうというのが本音。
MATECHのことは正直知りませんでしたが、日本のブランドであれば粗悪品を販売することはないだろう。という安心感から、購入してみることにしました。
MATECH LightCell+のスペック
バッテリー容量 | 10000mAh |
---|---|
合計最大出力 | 15W |
USB-A出力 | 5V/3A |
USB-C出力 | 5V/3A |
Lightning | 5V/2.4A |
Power Delivery | × |
サイズ | 約88 × 29 × 89mm |
重さ | 約256g |
バッテリー容量10000mAh、最大出力15Wと決して高スペックなモバイルバッテリーとは言えませんが、iPhone13を約2回充電できる容量があるので、バッテリーとしては十分な性能。
USB-CとUSB-Aポートが搭載されているため、ケーブルを用意すれば様々なデバイスの充電が可能です。
一番上にある電源ボタンを押すとLEDインジケータが点灯し、電池残量を確認できます。
この電源ボタンを押さないと、接続しているデバイス給電が開始されないので、そこがちょっと不便。
詳しくは、使ってみた感想の部分で紹介します。
モバイルバッテリー本体に巻き付くように、内臓のLightningケーブルが収納されています。
iPhoneユーザであればケーブルを一緒に持ち運ぶ必要がないので超便利。
きれいに収納できる分、Lightningケーブルはかなり短め。
Apple純正のLightningケーブルは約1mなので、使い慣れるまでちょっと不便に感じます。
ストラップ機能も備えている分、ケーブル自体はかなりしっかりとした作り。
硬めのゴムっぽい素材でできているので、そう簡単に断線する心配はなさそうです。
また、これ一台で充電器とモバイルバッテリーを兼用しているので、荷物をコンパクトにまとめることができるのもナイスです。
付属のLightningケーブル、USB-Cポート、USB-Aポートを使えば、同時に3つのデバイスを充電可能。ただし、これはあまりおすすめしません。
なぜなら、合計最大出力が15Wのため、それぞれのポートの出力が単純に3分の1に減ってしまうから。
必要なデバイスを、1つずつ別々に充電するのが、短時間で充電するコツです。
MATECH LightCell+の同梱物
同梱物 | MATECH LightCell+本体 |
---|---|
USB-Cケーブル | |
取扱説明書 | |
SNS情報カード |
同梱物はこんな感じ。
付属のUSB-Cケーブルは、60WでPDに対応しています。ただし、LightCell+自体が最大出力15Wなので、機能を最大限まで発揮することはできません。
ノートパソコンを充電する際に使えそうですが、見てのとおりかなり短いケーブルなので、スマホやタブレットの充電ケーブルとして使うのがベストです。
Lightningケーブル自体が内蔵されているため、iPhoneユーザであればケーブルを持ち運ぶ必要がありません。
もし、microUSBの充電ケーブルが必要な場合は、別途購入スル必要があるので、その点は要注意です。
参考
MATECH LightCell+とAnker PowerCore Fusion 10000との比較
モバイルバッテリーと充電器が一体化した製品で有名なのが、前に紹介したAnkerの「PowerCore Fusion 10000」。
こちらもCHECK
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Anker PowerCore Fusion10000レビュー。急速充電器としても使えるモバイルバッテリー
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どちらを購入しようか迷っている人も多いのと思うので、ここではMATECH LightCell+とPowerCore Fusion 10000の比較をしていきます。
MATECH LightCell+ |
Anker PowerCore Fusion 10000 |
|
---|---|---|
外観 | ||
バッテリー容量 | 10000mAh | 9700mAh |
合計最大出力 | 15W | 20W:USB-C単体 15W:2ポート同時充電時 |
USB-A出力 | 5V/3A | 5V/2.4A |
USB-C出力 | 5V/3A | 5V/3A , 9V/2.22A |
Lightning | 5V/2.4A | × |
Power Delivery | × | ◯ |
低電流モード | 不明 | ◯ |
サイズ | 約88 × 89 × 29mm | 約82 × 82 × 35mm |
重さ | 約256g | 約278g |
質感 | 光沢 | 非光沢 |
両製品ともよく似たスペックですが、PowerCore Fusion10000のほうが、USB-C出力20W、PDに対応していることで優位と言っていいでしょう。
形状はどちらも正方形。パット見ほとんど大きさは変わりません。
厚みを比べてみると、LightCell+の方が薄いことがわかります。
横にしてみると厚みの違いがはっきりとわかりますね。
LightCell+には光沢があり、Fusion10000には光沢がありません。
これは好みがわかれると思いますが、光沢があると指紋や汚れが目立つのであまり好きではありません。
でも、Lightningケーブルを搭載していことのポイントがかなり高く、かばんからパッと取り出して使える手っ取り早さから、最近ではLightCell+をメインで利用しています。
MATECH LightCell+を実際に使ってみた感想
ここからは、僕がMATECH LightCell+を実際に使ってみた感想を、良い点と不満な点を含めて紹介します。
充電器・モバイルバッテリー・ケーブルの1台3役が便利すぎる
この製品を購入した理由でも紹介しましたが、やはり一番のメリットは、充電器とバッテリーが一体化してLightningケーブルを搭載していること。
モバイルバッテリーとしては大きくて重いですが、1台3役と考えればそれも納得。
ハンドバックに入れるとなると重いですが、バックパックであればそこまで重さを感じないので、ガジェットポーチに入れて持ち歩くことをおすすめします。
できるだけ軽くてい小さいモバイルバッテリーが良いなら、前に紹介したPowerCoreⅢ 5000の方がおすすめです。
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電源ボタンを押さない充電されないのが不便
LightCell+の最大の欠点は、電源ボタンを押さないと接続したデバイスが充電されないこと。
これまで数種類のモバイルバッテリーを使ってきましたが、こんな製品は初めて。
普通のモバイルバッテリーなら接続したら充電されるので、いちいちボタンを押さないと充電されないのは不便だし、ボタンを押し忘れて充電されていない事件が頻繁に発生します。
ボタンを押し忘れる僕自身が悪いことは間違いありませんが、充電を止めたければケーブルを抜けば良いだけなので、これは改善してほしいものです。
光沢のせいで指紋が目立つ
表面に光沢があるので高級感がありますが、その反面傷や汚れが目立ちます。
モバイルバッテリーは頻繁に手で触るもの、そしてかばんなどに入れて持ち運ぶので擦り傷だらけになり、高級感が廃れてしまいます。
なので、できれば表面はマットな仕様にして非光沢のほうが良かったなと思いました。
低電流モードが欲しい
類似品のAnker PowerCore Fusion10000には、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなど電力をあまり必要としないデバイス向けの「低電流」モードが搭載されています。
でも、LightCell+にはその記載がないため、おそらく低電流モード非搭載。
充電できないことはありませんが、もしかしたら過電流でデバイスをダメにしてしまう可能性もあるので、念の為僕は、スマートウォッチとイヤホンの充電には利用していません。
必須の機能ではありませんが、スマートウォッチやワイヤレスイヤホンの利用が一般的になってきているので、次のモデルでこの機能が搭載されたら、より使い勝手が良くなると思います。
まとめ
- MATECH LightCell+は、充電器・モバイルバッテリー・Lightningケーブルが一体となった1台3役のモバイルバッテリー
- 荷物をできるだけ少なくしたい、iPhoneユーザにおすすめ
電源ボタンの問題と光沢のせいで指紋が目立つということを覗いては、概ね満足の製品。
iPhoneユーザなら、これ一台あれば、充電も電池切れの心配もなくなるでしょう。
Appleデバイスユーザの方は、ぜひ購入を検討してみてください。
個人的な希望としては、5000mAhで小型&軽量化、非光沢のモデルが出たら次回も即買いしたいなと思います。