今回紹介するのは、「SwitchBot人感センサー」。


SwitchBot人感センサー
光センサーを搭載したモーションセンサーで、人の動きだけじゃなく、部屋の明暗を感知して家電を自動制御できる便利なデバイスです。
この記事では、SwitchBot人感センサーのスペックや使い方、実際に使ってみた感想を紹介します。
自宅のスマートホーム化を検討している人の参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。
SwitchBot人感センサーでできること
- 人やペットの動きの感知(モーションセンサー)
- 明暗度の感知(光センサー)
勘違いされやすいのですが、SwitchBotの人感センサーはあくまでセンサーのため、単体でできるのは動きの感知と明暗度の感知だけ。
検出した内容をもとに家電を自動制御するためには、SwitchBotのスマートリモコン「ハブミニ」が必要です。
つまり、人感センサーだけ買っても意味がないので要注意。


一方で、ハブミニやAlexaとの連携が可能であり、これらと組み合わせると自由度が格段にあがります。
参考
例えば、玄関に設置した人感センサーが人の動きを感知すると、家全体の照明をつけて、スマートスピーカーのAlexaが「おかえりなさい」と言う。
こんな風な、近未来の映画みたいな環境を整えることができます。
SwitchBot人感センサーのスペック


SwitchBot人感センサー:正面
センサータイプ | モーションセンサー、照度センサー |
---|---|
検知距離 | 最大9m |
検知範囲 | 水平方向:110°、垂直方向;55° |
電池の持ち | 約3年 |
人感センサーという名前のため勘違いしてしまいそうですが、実はこの製品にはモーションセンサーと照度センサー(光センサー)の2つが搭載されいます。
そのため、人や動物の動きを感知するだけでなく、部屋の明るさを感知して家電を自動制御することができます。
参考


モーションセンサーの水平検知範囲


モーションセンサーの垂直検知範囲
こんな風に、値段が安い割にはモーションセンサーの検知範囲は広くなっています。
ただしこれはあくまでスペック上の理論値なので、実際に反応する範囲はもっと小さくなります。
詳しくは「4mを超えるとモーションセンサーの感度が悪い」の部分で紹介します。


光センサー(上)モーションセンサー(下)
真ん中の大きいまるがモーションセンサーで、上の小さな点が光センサー兼LEDインジケータ。
単なるセンサーなので、他にスイッチなどはなくシンプルな作り。


電源は単四電池2本
電源は電池なので、場所を選ばす設置できるのがナイスです。


スタンドを下に付けた場合


スタンドを背面に付けた場合
スタンドは、人感センサー本体の下側、または背面に装着。


スタンドの中には磁石
磁石がついているので、玄関のドアなどに貼り付けて使用することもできます。


人感センサーを玄関のドアに設置してみた
自重も保つくらいの磁力はありますが、そこまで強力ではないので、不意に当たってしまうと落下して壊れてしまう危険性があります。
できるだけ、触れることのない場所、または付属の両面テープを使って設置したほうがいいと思います。


ある程度傾けられる


背面に付けても角度は自由
スタンドはある程度角度が付けられるため、高いところなど場所を選ばずに設置可能。
でも、スタンドを下に付けた状態で傾けすぎるとバランスが悪くて倒れてしまうので、立てて使うときは角度に少し制限があります。


SwitchBot人感センサーの同梱物


SwitchBot人感センサーの同梱物
同梱物 | 人感センサー本体 |
---|---|
専用スタンド | |
単四電池×2本 | |
SNS情報カード | |
取扱説明書 | |
両面テープ |
同梱物はこんな感じ。
写真に写し忘れましたが、設置用のテープも2つ付属しています。
電源は乾電池なので、コンセント不要。場所を選ばずに設置できるのがGood。
ただし、人感センサーでできることで紹介したように、この製品単体だけでは家電の自動制御はできません。
スマートリモコンのハブミニが必須なので、持っていない人は一緒に購入しましょう。


SwitchBot人感センサーの具体的な使い方と使用例
モーションセンサーと光センサーが搭載されていることはわかったと思いますが、じゃあいったい何ができるの?と疑問に思う人も多いはずなので、使い方と使用例を紹介します。
人感センサーを使った自動制御に必要なもの


ハブミニ、人感センサー、指ロボット
- 人感センサー
- ハブミニ:必須
- 指ロボット:任意
SwitchBot人感センサーでできることでも触れたとおり、人感センサーには動きと光を感知する機能しかないため、家電を制御するためにはスマートリモコンの「ハブミニ」が必須です。
制御する家電がスマート家電じゃない場合やリモコン操作に対応していない場合は、スイッチのON/OFFの切り替えに指ロボットが必要です。
こうやって説明しても分かりづらいと思うので、具体的な手順を見ていきましょう。
人感センサーを使って廊下の照明をつける手順


SiwthBotのスマホ専用アプリを開き、人感センサーを登録します。


右上の+をタップ


人感センサーをタップ


手順に従って登録
人感センサーを登録する方法が表示されるので、手順にそって登録します。


人感センサーのオートメーションをタップ


右上の+をタップ


新しいシーンをタップして名前を付ける。その後条件を追加をタップ


人感センサーをタップ


アクションを追加をタップ


押すをタップ
僕の自宅の廊下の照明はリモコンがなく、押しボタン式のスイッチなので指ロボットの「押す」を設定しています。
最近のシーリングライトはリモコン式のものも多いので、その場合は、人感センサーを登録したときと同様に、事前に照明のリモコン情報を登録して、照明を選んで上げてください。


右上のチェックをタップするとオートメーションの完成
トリガーとアクションの設定が完了すればオートメーションの作成は完了です。




人感センサーを任意の位置に設置


指ロボットは照明の押しボタンスイッチに設置
こんな風に人感センサーと指ロボットを設置したら準備は完了。
あとは、17時〜朝6時59分の間に廊下が暗い状態で人の動きを感知すると、オートメーションが発動して廊下の照明が自動で付きます。
動画でチェック
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SwitchBot人感センサーを使ってみた感想
ここからは、僕が実際にSwitchBot人感センサーを使ってみた感想を、良い点と不満な点を含めて紹介します。
モーションセンサーと光センサーで家電を制御できるのが便利


ハブミニ&人感センサー&指ロボット②
人感センサーが便利なのは、モーションセンサーだけでなく、光センサーも搭載されているから。
人感センサーを使って廊下の照明をつける手順で紹介したオートメーションはその賜物で、仮に光センサーがなかった場合、明暗を判断できないので、明るくても暗くてもアクションを実行してしまい、求めている自動制御ができなくなってしまいます。
リモコンでオン、オフできる家電であれば光センサーがなくてもある程度制御できますが、指ロボットを使う場合は重要な機能です。
4mを超えるとモーションセンサーの感度が悪い
スペック上だと、モーションセンサーは最大9mまで検知が可能です。
でもこれはあくまで理論値で、4mを超えると著しく感度が下がり、大きな動きにしか反応しなくなります。


そのため、できれば設置する場所は動きを検知したい空間の3m以内にすることをおすすめします。
3m以内なら、感度がかなり高く、検出範囲もワイドナなので検知ミスを限りなく少なくできます。
初心者には設置の難易度が高い
スマホ専用アプリの手順に従うだけで、誰でも簡単に家電の自動制御を設定することが可能なので便利。
それでも、機械音痴な人には難易度が高いと思います。
なぜなら、上の項で説明したようなセンサーの感度の問題や角度によって正しく検知されず、設定した自動制御がうまく動かないことがあるから。
動かない原因はなにか、角度が悪いのか、距離が問題なのかなど、仮説と検証を繰り返す必要がでてくるので、物事を論理的に考えないといけません。
夜間に動きに反応して照明をつけるだけなら、モーションセンサー付きライトのほうが楽なので、機会が苦手な人にはそっちのほうがおすすめです。
まとめ
- SwitchBot人感センサー、モーションセンサーと光センサーを搭載したスマートデバイス
- センサーによる感知機能しかないため、自動制御するにはハブミニが必須
- 距離が遠いと感度が悪くなるので、検証を繰り返してベストな設置場所を決定する必要がある
人感センサーを導入することで、SwitchBotでのスマートホームの環境をより便利にアップグレードすることが可能です。
でも、条件分岐や検知エラーの問題解決など、機械に詳しい人じゃないとまだハードルが高いように思えました。
設定は少し難しいですが、慣れると簡単になってくるので、ぜひ諦めずにトライしてみてください。