最近、なんでもかんでもワイヤレス化することにハマっております。どうもなっちです。
前回、テレビ音声をBluetooth化してワイヤレスイヤホンで聴ける環境を作ったことを紹介しました。
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これにより普段はワイヤレスヘッドホンを使ってテレビ音声を効いているのですが、ワイヤレスイヤホンも欲しいな・・・と思っていたところ。こんなものを入手しました。
2020年11月に発売されたばかりの「SOUNDPEATS Sonic」というワイヤレスイヤホンなんですが、「レビュー動画を作って欲しい。」とまさかのメーカー様より提供頂きました・・・
良い点も悪い点も惜しみなくレビューして下さいとのことだったので、スペックや同梱物の紹介、そして実際に使ってみた感想を共有したいと思います。
SOUNDPEATS Sonicのスペック
Bluetooth規格 | 5.2 |
---|---|
プロファイル | HSP 、HFP、 A2DP、AVRCP |
コーデック | SBC、 AAC、AptX Adaptive |
ノイズキャンセリング | 音声通話のみ(CVC) |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
最大通信距離 | 10m |
連続使用時間 | 最大15時間 |
充電時間 | イヤホン:約1.5時間 ケース:約2時間 |
充電ケースの イヤホン充電回数 |
2回 |
防水性能 | IPX5 |
サイズ | イヤホン:20.5 x 18.3 x 27.2mm ケース:61 x 38.9 x 34.7mm |
重量 | イヤホン:約6g x 2 ケース:約47g |
価格 | 4,980円 |
最大連続使用時間が15時間で、充電ケースを使えば35時間も使えるので、充電さえ忘れなければバッテリー切れの心配はなさそう。
ノイズキャンセリング機能がついていますが、CVCノイズキャンセリングなので、音声通話時に自分の声が相手にクリアに聞こるものです。
周りの音を遮断して、より集中したいときに使えるアクティブノイズキャンセリングとは違うのでその点は要注意。
ワイヤレス充電にも対応していなので、これも残念なポイント。
まぁ5,000円以下の低価格帯のワイヤレスイヤホンなので、これは仕方ありませんね。
SOUNDPEATS Sonicの同梱物
同梱物 | イヤホン本体 |
---|---|
充電ケース | |
充電ケーブル (USB-C to USB-A) |
|
イヤーピース(S、M、L)×2 | |
取扱説明書 |
同梱物はこんな感じで、必要最低限のものが入っています。
ポイント
充電ケーブルはUSB-C to USB-Aのため、USB-Aが接続できるアダプタや充電ポートが別途必要です。
SOUNDPEATS Sonicのペアリング方法
- ケースから取り出してペアリングモードにする
- デバイスで「SOUNDPEATS Sonic」を探してペアリング
充電ケースに収納しているとペアリングできないため、ケースから取り出す必要があります。
ケースから取り出すと、ペアリングモード(白い点滅)になるので、その状態でBluetoothに対応したデバイス検索すると「SOUNDPEATS Sonic」という項目が見つかるので、それを選択するとペアリングは完了です。
SOUNDPEATS Sonicの操作方法
SOUNDPEATS Sonicにはマルチボタンと呼ばれる物理ボタンがついていて、そのボタンを押すことで、スマホなどの接続しているデバイスを取り出さなくても操作することが可能。
電源オン | 自動:充電ケースからイヤホンを取り外す |
---|---|
手動:マルチボタンを約1.5秒間長押し | |
電源オフ | 自動:充電ケースに収納 |
手動:マルチボタンを約8秒間長押し | |
再生/一時停止 手動 | マルチボタンを1回押す |
音量ダウン | L側のマルチボタンを2回押す |
音量アップ | R側のマルチボタンを2回押す |
曲戻し | L側のマルチボタンを約1.5秒間長押し |
曲送り | R側のマルチボタンを約1.5秒間長押し |
着信受話/通話終了 | マルチボタンを1回押す |
着信拒否 | マルチボタンを約1.5秒間長押し |
通話切替え | マルチボタンを約2秒間長押し |
手動でペアリング | マルチボタンを5秒程度長押し |
音声アシスタント | R側のマルチボタンを3回押す |
ゲームモード | L側のマルチボタンを3回押す |
SOUNDPEATS Sonicを実際に使ってみた感想
ここからは「SOUNDPEATS Sonic」を実際に使ってみた感想です。
音にそこまでこだわりがなく、耳が良いわけではないので、装着感や音割れなど明らかにわかりやすい面を中心に紹介していきます。
音質について
想像以上にキレイ!それが最初にこのワイヤレスイヤホンで音楽を聞いたときの感想。
ベース音がしっかりとしていてEDMも聴けるし、ゴスペルのような声を中心とした音楽もクリアに聴こえます。
カナル型のイヤホンなので音が外に逃げにくく、音に集中しやすいところのがよりキレイに聴こえる理由かもしれません。
音量を最大にしても音割れしないので、大音量で音楽を聞きたい人にもおすすめ。
音楽をやっていたり、耳が肥えていて音質を極端に気にする人でない限り、十分すぎる音質だと思います。
遮音性について
このワイヤレスイヤホンには、AirPods Proのようなアクティブノイズキャンセリング機能がありません。
そのため遮音性は期待していませんでしたが、カナル型イヤホンなので、耳にしっかりフィットすればそれなりに音を遮ることができました。
何も音声を再生せずに装着しているだけの場合は、周りの音が聴こえるレベルの遮音性ですが、音量を50%程度にして音楽を聞いていると、周りの音は殆ど気になりませんでした。
音ズレについて
YouTubeやNetflixで動画を見たりするだけなら音ズレは一切感じません。
問題はゲームです。アクションやRPGのようなBGMなら問題ありませんが、音ゲー(太鼓の達人)をプレイしたところ若干のズレを感じました。
ただこのワイヤレスイヤホンには、より音ズレが起きにくい「ゲームモード」があり、このモードに切り替えることで音ズレは感じなくなりました。
ということで、音ゲー好きor極めているようなゲーマーじゃない限り、音ズレは気にならないと思います。
フィット感はどう?
慣れるまで違和感があり、装着が難しく感じます。
2,3日すればすぐ慣れるのですが、正しく装着していないとフィットせず、遮音性が悪いうえに違和感があり、ひどいときはずれ落ちてしまいます。
しっかりと装着し、試しにジョギングをしてみましたが、一度も外れることはありませんでした。左側だけフィットが甘かったのか、少しズレを感じることもありましたが、位置を直してあげれば問題は解決。
あまりに頻繁にズレるようであればイヤーピースを変更して、自分の耳にしっかりフィットするものを選ぶ必要があると思います。
サイズ | |
---|---|
S | 約10mm |
M | 約11mm |
L | 約12mm |
試しに逆立ちしたり、跳ねてみたりもしましたが耳から抜け落ちることはありませんでした。
ただし廻ったり、激しい動きをすると遠心力や振動に負けて抜け落ちてしまうことがあるので要注意。
これを踏まえると、通勤通学時に使用したり、日常生活を送る上で利用する分にはずれ落ちる心配をせずに利用できると思います。
操作性について
操作方法で紹介したように、物理ボタンで様々な操作を行うことが可能です。でも、できることが多すぎて覚えるのが大変というのが正直な感想。
使い慣れると覚えられますが、もう少し機能を絞ってシンプルにする。または、専用アプリ等で操作方法をカスタマイズできたらより良いかなと思いました。
まとめ
- 「SOUNDPEATS Sonic」は低価格の割に音質が良く、15時間も使えるコスパ抜群のワイヤレスイヤホン
- 日常生活だけでなく、ジョギングでも問題なく使用できるが、激しい運動には向かない
僕はこれまで、ワイヤレスイヤホンはAirPodsしか使ったことがなかったので、価格も形状も大きく異なる「SOUNDPEATS Sonic」には、最初は違和感を感じました。
でも、使い続けているうちに耳が慣れ、3日もすると違和感は一切感じなくなりました。
ケースを使えば最大35時間も使える長時間バッテリーと日常生活だけでなく、軽いスポーツにも使える利便性があり、音質も良いと思うのでコスパの良いワイヤレスイヤホンだと思います。
既にAirPodsやAirPods Proを持っていたり、一万円を超えるような高級ワイヤレスイヤホンを持っている人。
音楽をやっていて耳が肥えている人には不要だと思いますが、初めてワイヤレスイヤホンを使う初心者に特におすすめです。