様々なガジェットが新発売される時期ですが、皆さん散財ははかどっていますか?
かく言う僕は、夏前にガジェットを大量し、レビューが追いついていないので自重中。
そんな中、メーカー様からサンプル品の提供とレビュー依頼をいただきました。
それがこの完全ワイヤレスイヤホン「Soundpeats Air3」です。
過去に何度かSoundpeatsの製品をレビューしたことがありますが、安くて高品質な製品が多いという印象。
この記事では、Soundpeats Air3」のスペックや旧製品との違い、他のワイヤレスイヤホンとの比較、実際に使ってみた感想を良い点と不満な点も含めて紹介します。
完全ワイヤレスイヤホンの購入を検討している人の参考になると思おうので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
Air3の上位モデルはこちら
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Soundpeats Air3 Proレビュー。安くて高音質でノイキャン対応のコスパ抜群ワイヤレスイヤホン
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Soundpeats Air3の同梱物
同梱物 | Air3本体 |
---|---|
充電ケース | |
充電用USB-C/Aケーブル | |
取扱説明書 |
同梱物はこんな感じ。インナーイヤー型のワイヤレスイヤホンなので、イヤーピースは付属されていません。
また、他の製品と同様に充電用のUSBアダプタも付いていないので、スマホの充電器などで代用する必要があります。
おすすめの充電器
充電ケース、イヤホンともに黒で統一されていて、クールでかっこいい印象。
イヤホン本体の形状は限りなくAirPodsに近いので、AirPodsユーザなら違和感なく装着できそうな感じです。
ヘッド部分だけみると、通常のインナーイヤー型イヤホンと何ら変わりませんが、下の柄の部分がかなり短い!
さすがは、ブランド史上最小サイズを謳っているだけあります。
側面にはシルバーのロゴがあり、シックな感じでカッコいい。男性なら心揺さぶられるデザインではないでしょうか。
実はこのロゴがタッチパネルになっていて、タッチや長押しで様々な操作が可能になっています。
いつも思うんですが、ワイヤレスイヤホンとかヘッドホンに付属している充電ケーブルってなんでこんなに短いんですかね(笑)
壁のコンセントに直差しすると、長さが足りなくて宙ぶらりんになるので、あと10cmくらい長くなってほしいな。
見た目はコレぐらいにして、続いてスペックをみていきましょう。
Soudpeats Air3のスペックと他のイヤホンとの比較
Air3のスペック詳細と、比較用に他の製品をリストにしてみました。
製品名 | Air3 | True Air2+ | AirPods | Sonic Pro | |
---|---|---|---|---|---|
外観 | |||||
Bluetooth | 5.2 | 5.2 | 5.2 | 5.2 | |
駆動方式 | 14.2mmダイナミックD | 14.2mmダイナミックD | ダイナミック | デュアルBAD | |
コーデック | SBC, AAC(※1) aptX Adaptive | SBC, AAC, AptX Adaptive | SBC, AAC | SBC, AAC, AptX Adaptive | |
ノイズキャンセリング | cVc(※2) | cVc(※2) | - | cVc(※2) | |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 | |
連続使用時間 | イヤホンのみ | 5時間 | 5時間 | 5時間 | 15時間 |
ケース併用 | 17.5時間 | 25時間 | 24時間 | 35時間 | |
充電時間 | イヤホン | 調査中 | 約1.5時間 | 調査中 | 約1.5時間 |
ケース | 調査中 | 約2時間 | 調査中 | 約2時間 | |
充電ケースの イヤホン充電回数 |
約2.5回 | 調査中 | 1回 | 2回 | |
防水性能 | IPX5 | IPX4 | - | IPX5 | |
サイズ(mm) | イヤホン | 調査中 | 調査中 | 16.5 x 18 x 40.5 | 20.5 x 18.3 x 27.2 |
ケース | 49.5 x 22.5 x 47.5 | 52.5 x 21.5 x 52.5 | 44.3 x21.3 x 53.5 | 61 x 38.9 x 34.7 | |
重量 | イヤホン | 約3g x2 | 約3.3g x 2 | 4g x 2 | 約6g x 2 |
ケース | 約24g | 約40g | 38g | 約47g | |
定価(※3) | 5,380円 | 5,280円 | 19,580円 | 6,880円 |
メモ
- ※1 AAC対応ですが、現在認証待ちとのこと。
- ※2 音声通話のみ。アクティブノイズキャンセリングは非対応
- ※3 Amazonでの価格
True Air2+を持っていないのでスペック上の比較しかできませんが、ドライバサイズや対応コーデックなど、性能は大きく変わらない様子。
一番の違いは、充電ケースの形状とサイズ、そしてバッテリーの持ちです。
ご覧の通り、充電ケースがより丸っぽく、無駄なスペースが無くなってより小さくなっています。
それに伴い収納方法が変わり、イヤホン本体をケースに多い被せるスタイルから、柄の部分を差し込む形式に変更になっています。
Air3とAirPodsの比較
インナーイヤー型イヤホンの代表格といえばAirPodsは外せませんよね。
ということで簡単に比較してみたいと思います。
サイズの比較
パット見た感じだと、Air3の充電ケースのほうが少し小さいですが、厚みが少しだけあります。
ヘッド部分はAir3のほうが若干大きいですが、全長が圧倒的に小さくて短い!その差はなんと約7mm。
ワイヤレスイヤホンは、小さければ小さいほど便利だと思っているので、これは嬉しいポイント。
試しにAirPodsをAir3の充電ケースに入れてみると、長さなの違いが顕著に。
ただ、質感はAirPodsのほうが圧倒的に高級感があります。
操作方法の比較
どちらのワイヤレスイヤホンもタッチ操作でデバイスをコントロール可能ですが、AirPodsは左右のイヤホンで一つずつしか機能を割り当てきれません。
一方のAir3は、タッチや長押しで様々な操作が可能です。
Soundpeats Air3の操作方法
電源オン | 自動:充電ケースの蓋を開ける |
---|---|
手動:タッチパネルを1.5秒間長押し | |
電源オフ | 自動:充電ケースに収納し蓋とを閉じる |
手動:タッチパネルを10秒間長押し | |
再生/一時停止 | 左右いずれかを2回タッチ |
耳への脱着で自動再生/一時停止 | |
音量ダウン | L側を1回タッチ |
音量アップ | R側を1回タッチ |
曲戻し | L側を1.5秒間長押し |
曲送り | R側を1.5秒間長押し |
着信受話/通話終了 | 左右いずれかを2回タッチ |
着信拒否 | 左右いずれかを1.5秒間長押し |
通話切替え | 左右いずれかを2秒間長押し |
手動でペアリング | マルチボタンを5秒程度長押し |
音声アシスタント | R側を3回タッチ |
ゲームモード | L側を3回タッチ |
できる操作が多すぎるので逆に覚えるのは大変ですが、再生/一時停止、音量調整、曲戻り/曲送りは多様するので、操作性はAir3のほうが好みです。
音質の比較
AirPodsは、高音、低音ともにバランス良く聞こえるのに対し、Air3の方は低音が強め。といった印象。
ただ、明らかに音質が違うという感じではないので、耳の良い人がかなり聴き比べないとわからないと思います。
iPhone非対応のコーデックAptX Adaptiveに対応しているので、Androidで使うとより音質が良くなるのか確かめてみましたが、僕の耳では全然違いがわからず、どっちも同じくらいきれいな音質。
逆に言うと、音質をかなり重視する人ではない限り、iPhone、Android気にせず使えるということかもしれませんね。
Air3とSonic Proの比較
せっかくなので、同じSoundpeats製の「Sonic Pro」とも簡単に比較してみましょう。
インナーイヤー型とカナル型という大きな違いがありますが、果たしてどういう違いがあるのでしょうか。
サイズの比較
充電ケースを比べると、大きさの違いが明らか。
Sonic Proをポケットに入れるとぽっこり膨れてちょっとだけ不格好に。Air3はかなりスリムなのでそんなに気になりません。
ただし、ケースの大きさの違いがバッテリーの持ちに大きく現れていて、SonicPro(最大35時間)、Air3(最大17.5時間)と2倍の差があります。
外で長時間使うことはあまりないので僕はあまり気にしませんが、外出時に長時間使う人は、モバイルバッテリーも併用したほうがいいかもしれません。
スリムでおすすめのモバイルバッテリー
イヤホンの形状に大きな違いがあるので、単純な大きさを比較するはあまり良くないとは思いますが、Air3のほうがかなりスリムなことがわかります。
カナル型とインナーイヤー型で耳に入れたときの感じが違うので、コレは大きく好みが分かれると思います。
カナル型はより耳にフィットして周りの音があまり気にならず、インナーイヤー型は楽につけられて、周囲の音もある程度聞き取れると言った感じ。
操作性の比較
Air3はタッチパネル、Sonic Proは物理ボタンで操作が可能。
操作できる内容にほとんど違いはありません。
詳細は下記のレビュー記事を御覧ください。
こちらもCHECK
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【Soundpeats Sonic Proレビュー】音質が劇的に変化!
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音質の比較
ダイナミックドライバーのAir3は低音が強く、デュアルBAドライバーのSonic Proは低音が弱め。
EDMやROCKなど低音が強めの曲を良く聞くので、僕はAir3のほうが圧倒的に好みです。
Sonic Proよりも低音が強い、旧製品のSonicとも比較してみましたが、こっちは高音がかなり弱い。
バランスを考えてもAir3の音質のほうがかなり良いと思います。
Soundpeats Air3を実際に使ってみた感想
ここからは、実際にAir3を使ってみた感想を良い点と不満な点も含めて紹介していきます。
低音が強く、音質はかなり良い
AirPodsとSonicProとの比較でも触れましたが、音質がかなり優秀。
小さくなると低音が弱くなりそうな印象があったのですが、全然そんなことはなく低音がかなりしっかりしています。
約5,000円という価格でこの音質なら、わざわざ高いワイヤレスイヤホンは必要ないなと思いました。
サイズとバッテリーの持ちはトレードオフ
Air3 | 17.5時間 |
---|---|
True Air2+ | 25時間 |
サイズがより小さくなった分、旧シリーズと比較して、バッテリー併用時の使用時間が7.5時間短くなってしまいました。
小型化とバッテリーの持ちは反比例するので、これは致し方ありません。
でもよくよく考えると、17.5時間も充電できない環境って旅行に行かない限りほとんどないのでは?
基本的に車移動なので、万が一バッテリー切れがおきてもシガーソケットから充電可能なので、バッテリーの持ちは正直全然気になりません。
電車移動の人は、小型のモバイルバッテリーを使うといいと思います。
長時間つけると耳が痛くなる
これはインナーイヤー型イヤホンの宿命だと思いますが、長時間つけていると耳の下の部分が痛くなります。
AirPodsよりも少しだけヘッド部分が大きいので、耳が小さい人はもしかしたら痛くなりやすいかも…
カナル型であれば、イヤーピースを交換すればある程度解消できますが、インナーイヤー型ではそれができないので、定期的に外して耳を休めて上げる必要があります。
ワイヤレス充電できないのは残念
旧シリーズのTrue Air2plusは、ワイヤレス充電対応でしたが、Air3になって有線充電のみになってしまいました。
無線充電ができると格段に楽なのでこれは残念。
ただ、これまでのシリーズの流れからすると、あとからワイヤレス充電対応のPlusが発売されそうな気もします。
どうしてもワイヤレス充電が必須という人は、購入をちょっと待ったほうがいいかもしれませんね。
まとめ
- 「Soundpeats Air3」は、小型で軽量、高音質なコスパ抜群のワイヤレスイヤホン
- 音楽を聞くだけなら、iPhone、Android間でそんなに音質は気にならない
- ワイヤレス充電が不要なら買うべき
今回は、Soundpeatsのワイヤレスイヤホン「Air3」を紹介しました。
これまで数種類のワイヤレスイヤホンを使ったことがあるので、比較してみた感想を辛口レビューするつもりでしたが、結果は上記で紹介したとおり。
ノイズキャンセリング機能はありませんが、小さくて軽く、約5,000円と安いのに高音質。こんなにコスパが良いならわざわざ1万円を超えるようなワイヤレスイヤホンは僕は必要ありません。
低価格でコスパが良いものを、定期的に買い換えるのが個人的には良いなと思いました。
既にワイヤレスイヤホンを使っている人は改めて購入する必要はないかもしれませんが、有線イヤホンしか持っていない人は、購入を検討してみてください。