作業に集中するためにノイキャン対応のワイヤレスイヤホンが欲しいけど、Airpods Proは高すぎて買えない…となげていている人に朗報。
5,000円代で強力なアクティブノイズキャンセリングに対応したワイヤレスイヤホンがでちゃいましたよ…
それがこちら。


Soundpeats T2
「SOUNDPEATS T2」という製品で、前に紹介した「Sonic」と同じメーカーから発売された新しいワイヤレスイヤホンです。
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この記事では、スペックの紹介やSonicとの比較。フィット感や音ズレについてなど、1ヶ月間実際に使ってみた感想を、良い点と不満な点を含めて紹介していきます。
購入を考えている人の参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。
Soundpeats T2のスペックとSonicとの比較


T2とSonicの比較
製品名 | T2 | Sonic |
---|---|---|
外観 | ||
Bluetooth規格 | 5.1 | 5.2 |
プロファイル | HFP、A2DP、AVRCP | HSP 、HFP、 A2DP、AVRCP |
コーデック | SBC、AAC | SBC、 AAC、AptX Adaptive |
ノイズキャンセリング | アクティブノイズキャンセリング対応 | 音声通話のみ(CVC) |
操作方法 | タッチパネル | 物理ボタン |
ワイヤレス充電 | ✗:非対応 | ✗:非対応 |
最大通信距離 | 10m | 10m |
連続再生時間 | 10時間:イヤホンのみ 30時間:充電ケース併用時 |
15時間:イヤホンのみ 35時間:充電ケース併用時 |
充電時間 | イヤホン:約2時間 ケース:約2時間 |
イヤホン:約1.5時間 ケース:約2時間 |
充電端子 | USB-C | USB-C |
入力 | 5V=1A | 5V=1A |
防水性能 | IPX5 | IPX5 |
サイズ | イヤホン:21.7 x 21.7 x 27.74mm ケース:64.8 x 28.7 x 41.7mm |
イヤホン:20.5 x 18.3 x 27.2mm ケース:61 x 38.9 x 34.7mm |
重量 | イヤホン:約5g x 2 ケース:約45g |
イヤホン:約6g x 2 ケース:約47g |
定価 | 5,508円 | 4,980円 |
ただスペックを並べても味気ないので、Sonicと比較してみました。
両者のスペックはよく似ていますが、最大の違いは、対応コーデックとノイズキャンセリング機能、そして操作がタッチパネルになったことです。
Sonicは、より高銀音質なコーデックであるAptX Adaptiveに対応していますが、ノイキャンはcVc(音声通話用)のみ。
T2は、この価格帯でアクティブノイズキャンセリングに対応。


ちなみにApt-X系のコーデックは基本的にAndroidとWindows系にしか対応していないので、iPhoneユーザはあまり気にする必要はありません。
Soundpeats T2の同梱物


Soundpeats T2の同梱物
同梱物 | T2本体 |
---|---|
充電ケース | |
充電用ケーブル (USB-C to USB-A) |
|
イヤーピース:3セット | |
取扱説明書 | |
保証書 |
同梱物はこんな感じ。
充電用ケーブルは付属されていますが、アダプタはないので別途用意する必要があります。
注意ポイント
「充電する際に、5V/1A を超える電流を取り込まないようにご注意ください。」との注意書きが取扱説明書にあるので、使用するアダプタには要注意。
iPhoneユーザであれば、純正の充電器が5V=1Aなのでそれを使うか、接続デバイスに応じて出力を調整する機能があるアダプタを利用しましょう。


Soundpeats T2のペアリング方法
- 充電ケースからイヤホンを取り出して、ペアリングモードにする
- デバイスのBluetooth設定画面から、「SOUNDPEATS T2」を選択してペアリング
ペアリングは簡単2ステップ。
この製品専用の特殊な操作は必要ないので、一度でもBluetooth機器のペアリングをやったことがある人なら迷うことはないでしょう。


Soundpeats T2の操作方法
SOUNDPEATS T2の側面はタッチパネルになっていて、左右のイヤホンをタッチすることでデバイスの簡単な操作が可能。
電源オン | 自動:充電ケースの蓋を開ける |
---|---|
手動:タッチパネルを1.5秒間タッチ | |
電源オフ | 自動:充電ケースに収納し蓋を閉じる |
手動:タッチパネルを10秒間タッチ | |
再生/一時停止 手動 | 左右いずれかのタッチパネルを2回タッチ |
音量ダウン | L側のタッチパネルを1回タッチ |
音量アップ | R側のタッチパネルを1回タッチ |
曲戻し | ✗ |
曲送り | R側のタッチパネルを約1.5秒間タッチ |
着信受話/通話終了 | 左右いずれかのタッチパネルを2回タッチ |
着信拒否 | 左右いずれかのタッチパネルを1.5秒間タッチ |
通話切替え | 左右いずれかのタッチパネルを2秒間タッチ |
手動でペアリング | タッチパネルを6秒間タッチ |
音声アシスタント | 左右いずれかのタッチパネルを3回タッチ |
ACN/外音取り込みモード | L側のタッチパネルを2秒間タッチ |
こんな感じで、音楽を聞いたり音声通話をする分であれば、耳元を操作するだけでほとんどの操作が可能なので、いちいちスマホを取り出す必要がありません。
音量調整できないワイヤレスイヤホンも多かったりしますが、Soundpeatsの製品は対応しているのでそこが地味に嬉しいところ。
前に紹介した、テレビ音声を無線化してワイヤレスイヤホンで聞く方法とも相性が良いのでおすすめ。
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Soundpeats T2を実際に使ってみた感想
ここからは、「SOUNDPEATS T2」を約1ヶ月使ってみた感想を、良い点と不満な点も含めて紹介していきます。
音質:◯ でも、Sonicのほうが良い
音質はクリアで特に不満はないのですが、可もなく不可もなくといったところ。
Sonicと比べると重低音が弱いので、重低音など音質を重視する人はSonicのほうがいいかもしれません。
(あくまで好みにもよりますが…)
ただし、僕のように比較対象のワイヤレスイヤホンを持っていない人であれば、特に気になることはないと思います。
音ズレ:◯ シビアな音ゲーじゃなければ問題なし
ワイヤレスイヤホンの弱点の一つである音ズレですが、音楽鑑賞や動画鑑賞であれば全然音ズレは気になりません。
本製品は、遅延を抑えるためのゲームモード非搭載なので、ゲームは駄目かなと思っていましたが、僕のレベルでは気になりませんでした。
FPSやRPGのゲームだけじゃなく、音ゲーの太鼓の達人でも音ズレは顕著に現れなかったので、ものすごくシビアに音ゲーをプレイする人じゃない限り、音ズレは気にならないでしょう。
装着(フィット感):◯ 極端に激しい動きをしなければとれない
装着してからダッシュやジョギング、逆立ち、高速回転などをしてみましたが、予想に反して耳から外れることはあまり有りませんでした。
勉強や通勤通学で使うだけなら、外れてしまうことはほぼないと思います。
本体に比べて、耳に入れる部分が極端に短いのですが、僕の耳には丁度よい長さ。Sonicよりもこっちのほうが耳にフィットしました。
ただ、耳の中に入る部分に比べて外に出ている部分が大きい分、振動や遠心力に弱いと思うので、瞬発性のある激しい動きをすると外れてしまう可能性があると思います。
運動用のワイヤレスイヤホンを探しているなら、前に紹介した「ENACFIRE E60」のほうがフィット感があっておすすめです。
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遮音性(ノイキャン):◎ 安いのにノイキャンがめっちゃ強力
「SOUNDPEATS T2」最大の長所が、強力なアクティブノイズキャンセリング機能。
前に紹介した「Aukey EP-N5」のノイキャン機能が残念だったので、正直そこまで期待はしていなかったのですが、良い意味で期待を裏切られました。
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5,000円台でこのノイキャン機能は驚異的。
エアコン、換気扇、扇風機などの音はほとんど聞こえなくなり、全く気にならなくなります。
この値段でここまで強力なノイキャンが使えるなら、わざわざ高額なAirPods Proは買う必要がないと思ってしまいました。
友達にAirPods MAXを使わせてもらう機会があったのですが、「あれ?T2とそんなに大差ないんじゃない?」って思ってしまったぐらい、ノイキャンは優秀です。


操作性:△ 音量調整ができて便利、でも曲戻りができない
スマホだけじゃなく、テレビとも接続して使いたい僕にとっては、音量調整ができるのは非常便利で嬉しいポイント。
ただこれまで使ってきたワイヤレスイヤホンと操作方法が若干違うので若干使いづらい。
T2 | その他のイヤホン | |
---|---|---|
再生/一時停止 | 2回タッチ | 1回タッチ |
曲戻り | ✗:できない | L側2回タッチ |
曲送り | R側1.5秒タッチ | R側2回タッチ |
音量アップ | R側1回タッチ | L側長押し |
音量ダウン | L側1回タッチ | R側長押し |
こんな感じで微妙に操作が違うので、頻繁にご操作してしまいます。


あと、運動中は曲戻しを行って、同じ曲をの同じ部分を繰り返し聞く僕にとって、曲戻しができないのは非常に辛い。
特殊な使い方かもしれませんが、これは残念で仕方ない…
あと、タッチパネルだと正しくタッチできたのかわからず何度かタッチして誤操作につながってしまうので、個人的には物理手ボタンのほうが好きです。
イヤホンを取り出して蓋を全開にすると転んでしまうところがダサい


イヤホンを取り出すとバランスが崩れてしまうケース
ケースが割と軽くて、縦に長く重心が上の方にあるため、イヤホンを取り出すと自立できずに転んでしまいます。
これまで使った他のワイヤレスイヤホンでは、こんなことはなかったのでちょっとダサいなって感じました。


ケースに戻し辛い


ケースにちゃんと戻ってくれないイヤホン
ケースが横に細長い形状になっているせいか、磁石に対してイヤホンが軽いからなのかわかりませんが、正しい位置で手を離さないと変なふうにケースにくっついてしまい、正しく収納できません。
Sonicはケースがもう少し大きく、適当に手を反してもこうなることはほぼなかったので、ケースが薄いがための問題なのかもしれません。
まとめ
- SOUNDPEATS T2は、5,000円代で強力なノイキャン機能を備えたコスパ抜群のワイヤレスイヤホン
- 音よりもノイキャン重視の人におすすめ
Sonicの性能が思いの外よかったので、つい衝動買いで購入した T2でしたが、想像以上のノイキャン性能に正直びっくり。
AirPods Pro欲しいな…ってずっと思っていましたが、必要なくなってしまいました(笑)
操作正と音質、デザインはSonicのほうが個人的には好きですが、ノイキャンは本当に便利なので、仕事の休憩中に昼寝するときに重宝しています。
ちょっとした環境音が気になって仕事に集中できない、昼寝ができないと困っている人は、購入を検討してみてください。