今回紹介するのは、Soundpeatsの新しいスマートウォッチ「Watch2」
メモ
メーカーさんより商品提供頂きました。
僕が使っている「Watch Pro1」とよく似たデザインの新製品で、血中酸素濃度測定機能が追加されたスマートウォッチです。
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この記事では、Soundpeats Watch2のスペックの紹介やWatch Pro1との比較、実際に使ってみた感想を紹介します。
コスパの良いスマートウォッチを探している人の参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。
Soundpeats Watch2で出来る事
まず最初にWatch2に備わっている機能を紹介します。
できること
- 時刻確認
- メッセージ通知確認
- 血中酸素飽和度測定
- 腕上げ点灯
- 心拍数測定
- 歩数計
- 睡眠計測
- 運動モード
- 文字盤変更
- 音楽操作
- 天気情報
- アラーム
- ストップウォッチ
- タイマー
- 呼吸トレーニング
- スマホを探す
できないこと
- メッセージ返信
- 通話/応答
- アプリの追加/削除
- 音声アシスタントの利用
メッセージの確認や音楽の操作、ワークアウトなどスマートウォッチとして最低限の機能を備えているだけじゃなく、なんと血中酸素飽和度測定ができます。
血中酸素飽和度の測定が可能
医療機器として作られているわけではないので、あくまで参考値としてしか使えませんが、昨今の状況からするとあると嬉しい機能。
メッセージ通知でメールやSNSのテキストを確認可能
メッセージの全文は見れないけど、概要を確認する程度ならWatch2だけで完結。
僕がスマートウォッチを使う一番の理由は、スマホを取り出さずにパッとメッセージを確認するため。
誰からの連絡なのか。そして、メッセージの一部を把握さえできれば重要度に応じてスマホで即座に返信といった対応ができるので、これだけで十分便利です。
12種類のワークアウト機能搭載
スマートウォッチによくあるワークアウト機能も搭載しており、12種類のスポーツから選択が可能。
- ランニング
- ウォーキング
- サイクリング
- ハイキング
- エアロバイク
- ヨガ
- 室内トレーニング
- フリートレーニング
- 体操
- バスケットボール
- サッカー
- ローイング
運動の種類を選んでGoをタップすると、運動中の心拍数が測定されます。
歩数計やアラーム、天気情報などはスマホで利用できるのでそこまで重要ではないと思いますが、スマホを探す機能が意外と便利。
Apple Watchのように、単体で通話応答したり、メッセージの返信をする機能はありませんが、手元でパッとメッセージを確認するだけならWatch2でも十分です。
Soundpeats Watch2のスペック
Bluetooth | 5.1 |
---|---|
ディスプレイサイズ | 1.28インチ |
バッテリー容量 | 220mAh |
連続待機時間 | 20日間 |
連続使用時間 | 7日間 |
防塵防水 | IPX68 |
耐水深 | 5mまで対応 |
本体サイズ | 50 x 42 x 12mm |
ベルトサイズ | 22 x 254mm |
重量(ベルト込み) | 38g |
充電方式 | マグネット式 |
文字盤数 | 42種類 |
Watch2の魅力は、低価格なのに大きくて綺麗なディスプレイ。
選ぶ文字盤によって表示される文字の大きさは異なりますが、小さい文字でも読みやすい十分な解像度です。
裏面には心拍センサーが搭載されていおり、24時間心拍を測定可能。
心拍を常時測定していても7日間使える長寿命なのも魅力の一つです。
表面をよく見てみると、凸凹の加工がされたマットな仕様で、皮脂が目立ちにくいのがナイス。
側面にプッシュ式の操作ボタンが一つだけついていて、押し方によって複数の操作が可能。
長押し | 電源のON/OFF |
---|---|
短押し | 画面のON/OFF, ホームへ遷移 |
ダイヤルではないので、回して操作することはできません。
ベルトは光沢のないマットな仕様で、ベル止めにSOUNDPEATSとブランド名が刻印されているだけのシンプルな作り。
ベルト止めの内側には突起がついていて、穴に通せ外れることがありません。
試しにベルトを一番下状態で、紙の筒を通してみました。
横から見ると、ベルトの付け根の部分と手首にあたる部分の間にに隙間があることがわかります。
フォット性重視の時計の場合、この部分が湾曲していて、より手首に馴染んでぶれないようになっているものもありますが、Watch2はそのタイプではありません。
ベルトは約13.5cm〜22cmの間で調整が可能なので、子供から腕の太い大人の男性まで適合すると思います。
ただ、ベルト穴を一番緩い部分で止めると、ベルト止めの出っ張りを収めることがでず、ボコッと出っ張ってしまいます。
使用上は特に問題ありませんが、気になるなら、一段回キツく締めて使うようにしましょう。
ちなみにベルトには脱着用のつまみがついていて、ズラすだけで簡単に付け外しが可能です。
なので、デザインが気に入らなかったり腕に合わない。壊れてしまった場合などでも、同じ規格のものであれば自由に交換できます。
ただ、脱着用のつまみが小さくて頭がちょこっとしか出ていません。
なので指の太い人や爪を短く切っている人にはかなり操作がし辛いと思います。
充電は専用のケーブルを使う必要がありますが、裏面に磁石でピタッとくっつく仕様です。
磁力は、強すぎず弱すぎない丁度よい感じで、Watch2を持ち上げられるだけの力があります。
そのため、引っ掛けて外れてしまい、充電したつもりが正しく充電できていなかったという失敗が起こりづらいです。
Soundpeats Watch2の同梱物
同梱物 | Watch2本体 |
---|---|
専用充電ケーブル | |
取扱説明書 |
同梱物はこんな風にシンプル。
専用充電ケーブルが付属されていますが、アダプタは付属されていないため、パソコン等に接続するか、5V=1AのUSB充電器を用意する必要があります。
参考
ケーブルは十分な長さがあるので、場所を選ばずに充電出来るのもGood。
Soundpeats Watch2とWatch Pro1の違い
せっかくなので、僕が愛用しているWatch Pro1とWatch2を比較してみましょう。
Watch2は、Watch Pro1と比べると少しだけ小型化され、約15gも軽くなりました。
その弊害なのか、バッテリー残量が小さくなり連続待機時間が10日も短くなってしまっています。
この点に関しては、電池の持ちについての感想の部分で紹介。
それ以外の部分は大きな違いはほとんどありませんが、実機を比較してみるとどうなんでしょうか?
Watch2とWatchPro1の見た目の違い
Watch2とWatch Pro1はどちらも丸形で非常によく似たデザインをしています。
ベルトを外して本体の大きさを比較してみました。
ボタンを覗いた直径がWatch2(約42mm)とWatch Pro1(45mm)なので、Watch2のほうが微妙に小さいことがわかります。
でも、ディスプレイサイズはどちらも1.28インチと変わりありません。
横から見ると厚みもほんの僅かながらWatch2が薄くなっています。
Watch Pro1は角の無い丸みのある形状でしたが、Watch2は面取りされて、ちょっとだけ角張っています。
本体右側にある突起が物理ボタン。
Watch Pro1はダイヤルのようなお洒落なデザインでしたが、Watch2になって安っぽいボタンになってしまいました。
背面のデザインは大きく異なり、全く別のスマートウォッチに見えます。
Watch Pro1のほうが機械的かつ高級感があるので好きなデザインですが、シルバーの部分がくすみ始めていますね…
Watch2はかなりシンプルになってしまいましたが、マットな黒一色なので、汚れが目立ちにくそうなのでナイス!
ベルトのバックルについているSoundpeatsのロゴがお気に入りだったのですが、Watch2にはなくなってしまいました…
その代わりベルト止めにブランド名が刻印されています。
ベルト自体も少し光沢のあるものから完全にマットなデザインに変わっていて、微妙に厚くなっています。
Watch2とWatchPro1の機能の違い
- 血中酸素飽和度測定
- タイマー
- 呼吸トレーニング
WatchPro1には搭載されていなくて、Watch2に含まれている機能を書き出してみました。
ご覧のとおり、実は機能的にそこまで変わりなく、血中酸素飽和度測定機能の有無が一番大きな違いです。
タイマーや呼吸トレーニング(マインドフルネスのようなやつ)に関してはスマホ用アプリがいくらでも代用できるので、血中酸素飽和度の測定機能の必要の有無で選んでも良いかもしれません。
専用アプリが「SOUNDPEATS LIFE」に変わった
Watch Pro1ではSOUNDPEATS SPORTSというアプリを使っていましたが、Watch2に合わせてSOUNDPEATS LIFEというスマホアプリがリリースされました。
とは言えそんなに大きな変化はなく、血中酸素飽和度が表示されるようになっただけです。
ホーム画面では、歩数、心拍数、睡眠時間、血中酸素飽和度、体重が表示され状態を把握しやすくなっています。
ただし、血中酸素飽和度は自動で測定されないので、手動で測った分が表示されます。
体重に関しても、自分で測ったものを手入力する必要があるので、マメな人じゃない限り使うことはないでしょう…
正確性不明ですが、睡眠と心拍数の測定が可能。
睡眠の質が気になるけど、数万円もするようなスマートウォッチは買えないという健康思考の人におすすめです。
アプリを使って文字盤の変更が可能ですが、Watch Pro1では58種類もあったのに、42種類に減ってしまいました。
文字盤のカスタマイズ機能も一応ありますが、実際にできるのは背景写真の変更と文字色の変更のみ。
時計を表示する位置や大きさ、歩数などの要素を追加できないので、あまり使い物になりません。
運動記録でランニングの情報をいろいろ記録してくれるので便利ですが、走行経路のマップ表示が正確ではありません。
なので、現状ランニングに使うならランニングに特化したスマホアプリを使った方が良いでしょう。今後のアプリのアップデートで改善されることに期待しています。
Soundpeats Watch2を実際に使ってみた感想
ここからは、僕がSoundpeats Watch2を実査に使ってみた感想を良い点と不満な点を含めて紹介します。
メッセージの表示文字数が増えて便利になった
Watch2ではメッセージが読みやすくなって、より便利になりました。
LINEのメッセージをWatch2(左)とWatch Pro1(右)に表示してみると、行間が広くなってかなり読みやすくなったことがわかります。
Watch Pro1の場合、長い文章だと途中で途切れてしまっていましが、Watch2になって2ページ目まで表示されるようになりました。
睡眠記録が改善されて使いやすくなった
Watch Pro1では、毎日18時になるとその日の睡眠記録がリセットされて、Watch上では見えれなくなるという謎の仕様だったのですが、それが改善されて1日中確認できるようになりました。
電池の持ちは意外と気にならない
小型化された分、電池容量が減り、連続待機時間が10日間も短くなってしまいましたが、これは意外と気になりません。
というのも、入浴時の着用は推奨されていないため、必然的に1日に1回は装着していない時間が生じます。
毎晩の入浴中に充電すれば、電池が切れることはないので、この運用方法で使うのであれば、バッテリー容量は全然問題ありません。
画面レイアウトを変更できたらもっと便利
届いたメッセージは、ショートカットが無くなり、上にスクロールしたメニューの中からしか選択できません。
Watch Pro1の場合は、上にスクロールすると届いたメッセージをすぐに確認できたのですが、これができなくなったのでめちゃめちゃ不便。
画面レイアウトをカスタマイズできれば、自分の一番使いやすい設定のスマートウォッチとして使えるので、これも改善してほしいポイントです。
Watch Pro1ユーザは買い替える必要はない
機能が非常によく似ていて、劇的な変化があるわけではないので、既にWatch Pro1を使っている人は買い換える必要はありません。
血中酸素飽和度測定、メッセージ通知の文字数が改善されて便利にはなりましたが、文字盤の数が減ったり、メッセージ画面へ遷移がし辛いなど、改善点も多く見られます。
なので、まだスマートウォッチを持っていない人向けの製品だと思います。
まとめ
- Soudpeats Watch2は、安いのに血中酸素飽和度測定が可能なスマートウォッチ
- メッセージに表示される文字数が多くなり便利になった反面、画面遷移がしづらくなった
- まだスマートウォッチを持っていない入門者向けのデバイス
Watch Pro1を約半年間愛用していてかなり気に入っている分、ちょっと期待はずれだったかな。というのが使ってみた正直な感想。
ただ、血中酸素飽和度の測定が可能なので、パルスオキシメーターの代わりに簡易測定をしたい人やまだスマートウォッチを持っていない人であれば、値段も安く入門機としては全然あり。
スマートバンドを買うよりは、Watch2の方が画面が大きくて文字も読みやすいのでおすすめです。