今回レビューしていくのは、Oppoのスマートウォッチ「Watch Free」。


Oppo Watch Free
2021年12月に発売されたばかりの新しいスマートウォッチで、血中酸素レベル測定が可能で、1.63インチの有機ELディスプレイが特徴です。
実際に10日ほど使ってみたので、スペックの紹介や他のスマートウォッチとの比較、実際に使ってみた感想を紹介します。
これから購入を考えている人の参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。
スマートウォッチレビュー
僕がOppo Watch Freeを購入した理由
まず初めに、僕がOppo Watch Freeを購入した理由を紹介します。
Oppo Reno3 Aと相性が良さそうだった


Oppo Reno3 AとWatch Free
先日、Oppo Reno3 Aを母親にプレゼントしました。
値段が手頃なのにカメラ性能が良いコスパ抜群のスマホなのですが、これに合わせて健康管理に使えるスマートウォッチを探していたところ、タイミングよく新製品のOppo Watch Freeが発売されました。
医療機器としては使えませんが、心拍数と血中酸素レベル測定ができると何かと安心。
同じブランドであれば連携しやすく、不具合も出にくいであろうという期待がこのスマートウォッチを一番の理由です。
発売記念キャンペーンで安かった


発売直後に20%OFFで買えた
スマートウォッチといえば高性能なApple Watchが有名ですが、スマホもまともに使えない母親がスマートウォッチを完璧に使いこなせるとは思えません。
機能の殆どを使いこなせないのに高額なスマートウォッチをプレゼントするわけにもいかず、ある程度の機能が備わっていて手頃の値段のものがベスト。
先行予約特典として20%OFFで販売されており、買うなら一番安い今でしょ!というのが最後の決め手になりました。


Oppo Watch Freeでできること
Watch Freeに備わっている機能を見ていきましょう。
できること
- 時刻確認
- メッセージ通知確認
- 血中酸素レベル測定
- 腕上げ点灯
- 心拍数測定
- 歩数計
- 睡眠計測
- 運動モード
- 文字盤変更
- AIコーディネート
- カメラコントロール
- 音楽コントロール
- 天気情報
- アラーム
- ストップウォッチ
- タイマー
- 水分補給リマインダー
- フラッシュライト
- スマホを探す
できないこと
- メッセージ返信
- 通話/応答
- アプリの追加/削除
- 音声アシスタントの利用
メッセージの確認や運動モードなど、スマートウォッチとして最低限の機能を備えているはもちろん、これに合わせて血中酸素レベル測定とAIコーディネートができるのがナイス。
睡眠中なら血中酸素レベルを常時測定可能


血中酸素レベルが簡単に測定可能


1分くらいで結果が表示される
メニューから血中酸素レベルを選べば、その場で簡易的な測定が可能。1分ぐらいで測定結果が表示されます。
医療機器ではないのでどこまで信用して良いのかはわかりませんが、このご時世、あると安心できる機能ですよね。
「スクショ写真」
ちなみに、睡眠時であれば血中酸素レベルの常時測定が可能。
睡眠の質、心拍数も同時に記録できるので、健康管理を初めたい人におすすめです。
AIコーディネート機能で、服装に合わせて文字盤を自由に変えられる


AIが文字盤を自動生成
Watch Freeには「AIコーディネート」という、画像からAIが自動的に文字盤を生成してくれる珍しい機能が備わっています。


写真の一部をAIが解析
こんな風にスマホで撮影した写真の一部を選択するだけで、AIが数種類のパターンの文字盤を生成します。


AIコーディネートで生成された文字盤1


AIコーディネートで生成された文字盤2
パターンはある程度決まっているようですが、カラーバリエーションと組み合わせると相当な数になり、同じ画像をつかってもランダムに生成されるので、毎回違う文字盤を楽しめます。
その日の服装に合わせて文字盤を自由に変えられるので、ファッション性の高いスマートウォッチと言えます。


Oppo Watch Freeのスペック
Bluetooth | 5.0 |
---|---|
ディスプレイサイズ | 1.64インチ |
バッテリー容量 | 230mAh |
最長使用時間 | 14日間 |
防水性能 | 5ATM |
本体サイズ | 46.0 x 29.7 x 10.6mm |
ベルトサイズ | 約19 x 250 mm |
重量(ベルト込み) | 34g |
充電方式 | マグネット式 |
文字盤数 | 47種類 |
カラーバリエーションはバニラとブラックの二色展開。
自分用ならブラックを選ぶところですが、今回は母親へのプレゼント用なのでバニラを選んでみました。


文字が読みやすい綺麗なディスプレイ
1.64インチの有機ELディスプレイを搭載しているので、解像度が良く小さな文字でもとても綺麗に表示されます。


ボタンの無いシンプルなデザイン
ピンクゴールドっぽい色のフレームには光沢があり、高級感があります。
アクセサリーとして時計を身に着ける女性も多いと思うので、そういった人でも満足できそうなデザインです。


背面に心拍センサーと血中酸素センサー
背面には、心拍センサーと血中酸素センサーがあり、いつでも心拍数と血中酸素レベルの測定が可能。


ベルトは脱着可能
上下にある小さなピンをずらせばベルトの脱着が可能。
他社製のWatch Free向けバンドも多く販売されているので、違う色を試してみたい人はAmazonをチェックしてみてください。




ベルトの表面は合皮っぽい加工
ベルトは、柔軟性のあるシリコン素材ですが、表面にデコボコな加工がされていて、合皮っぽい仕様になっています。




バックルがプラスチックで弱々しい
色を合わせるためなのか、バックルとピンがプラスチックでできてるので、耐久性が非常に心配。
アルミだと簡単に壊れることはないですが、プラスチックの場合壊れてしまったらベルトを交換しないと使えなくなってしまうので、これは残念なポイントです。


ベルト穴が多く、サイズの微調整が可能
12個のベルト穴があり長さの微調整が可能。
想定される手首周りは130〜205mmなので、子供から大人まで問題なく使えると思います。


人差し指一本分の余裕をもたせる


縦長でスリムなので邪魔にならない
心拍数と血中酸素レベルを正しく測定するために、手首から人差し指一本分の余裕をあけて装着します。
1.64インチと大きめのディスプレイですが、縦長でスリムな形状なので、ほとんど邪魔になりません。
時計をしている邪魔くさくて仕事がしづらいっていう人でも使いやすいと思います。


ベルトは内側に差し込むタイプ


ベルトの余った部分が邪魔にならない
ベルトは手首の内側に収納するタイプのものなので、手首周りがかなりシンプルになります。
余った部分が飛び出して邪魔になることもならないのでGood!




充電はマグネット式


充電すると電源が入る
充電はスマートウォッチによくあるマグネット式の専用ケーブルを使います。
物理ボタンがないので、開封直後は充電を開始しないと電源が入りません。
出先で購入直後に使いたい場合は、モバイルバッテリーを持っていないとどうにもならないので、この点は要注意。


磁力はWatch Freeを持ち上げられるほど
磁力は、Watch Freeを持ち上げられるほどしっかりしいて、充電可能な位置に自分で張り付くので位置がズレて充電できないということはありません。
文字盤の数は未知数
47種類の文字盤を搭載していて、クリエイティブやユニーク、動物など様々なカテゴリにわけられているので好みのものが見つけやすくて便利。
文字盤の一部を紹介


文字盤の一部1


文字盤の一部2


文字盤の一部3


文字盤の一部4
もっと多くの文字盤を備えたスマートウォッチもあるので、そこまで多いとは言えないかもしれませんが、AIコーディネート機能で生成できる文字盤の数を加えると、相当な数になります。


ライトペイントでオリジナル文字盤を作成


作成した文字盤はすぐに反映可能
ライトペイントという機能を使えば、色や形状を選択して画面をスワイプするだけで万華鏡を覗いたようなスタイリッシュなデザインを作成可能。


写真を文字盤にすることも可能
自分で撮影した写真を文字盤に反映させることもできます。
ライトペイントと写真の文字盤の場合、表示できる要素は時刻と日付に限定されます。
また、文字の色は変更可能ですが、表示位置は上下、またはアナログの3種類しか選べないため、限定的なカスタマイズにはなりますが、飽き性で頻繁に文字盤を変えたい人なら便利かもしれません。


Oppo Watch Freeの同梱物


Oppo Watch Freeの同梱物
- Watch Free本体
- 専用充電ケーブル
- 取扱説明書
Watch Freeの同梱物はたったこれだけ。
充電用のアダプタは同梱されていないため、規格にあったUSB充電器が必要です。
入力は、5V/500mA(最小)となっているので、高出力な急速充電器ではなく、5V/1Aのような低出力のものを使いましょう。


Nker PowerCore Fusion10000で充電中
僕は、低電流モードが搭載されいているAnker PowerCore Fusion10000を使用しています。
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Oppo Watch FreeとSoundpeats Watch2の比較
せっかくなので、血中酸素レベルが測定可能なSoundpeats Watch2と比較してみましょう。
製品名 | Oppo Watch Free | Soundpeats Watch2 |
---|---|---|
外観 | ||
Bluetooth | 5.0 | 5.1 |
ディスプレイサイズ | 1.64インチ | 1.28インチ |
バッテリー容量 | 230mAh | 220mAh |
最長使用時間 | 14日間 | 20日間 |
防水性能 | 5ATM | IPX6 |
本体サイズ | 46.0 x 29.7 x 10.6mm | 50 x 42 x 12mm |
ベルトサイズ | 約19 x 250 mm | 22 x 254mm |
重量(ベルト込み) | 34g | 38g |
充電方式 | マグネット式 | マグネット式 |
文字盤数 | 47種類 | 42種類 |
価格(※1) | 9,980円 | 4,580円 |


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Oppo Watch FreeとSoundpeats Watch2
スペックだけを比べるとディスプレイサイズはWatch Freeの方が大きく見えますが、これは長方形型と丸形で形状が違うためです。
Watch Freeは対角線の長さを表しているのに対し、Watch2は直径なので、そこまで極端な違いは感じません。
ベゼルもWatch Freeの方が狭いため、サイズの割には画面が大きくナイス!
また、バッテリー容量はWatch Freeのほうがわずかながら多いのに対し、最長使用時間が6日間も異なるのは気になるところ。


デザイン比較


長方形型と丸形
縦長の長方形型と丸形で形状が違うので、この時点で好みがわかれると思います。
丸形のほうが時計らしくて僕好みのですが、縦長だとスリムで手首に当たりにくく、じゃまにならないので便利。




ベルトの形状異なる
裏返しにするとWatch Freeはベルトの取り付け部分に角度が付いていることがわかります。
この違いによる装着感の違いはほとんど感じませんが、Watch Freeのベルトのほうが薄い分、フィットしやすいと思います。
機能の違い:Watch Freeにしかできないこと
Watch FreeとWatch2を比較したときに、Watch Freeにしかできない機能の違いはこんな感じ。
- AIコーディネート機能による文字盤の生成
- 常時血中酸素レベル測定(睡眠時のみ)
- メニューのカスタマイズ
- フラッシュライト
- 運動メニューのカスタマイズ
Soundpeats Watch2も血中酸素レベル測定が可能で、便利なスマートウォッチですが、Oppo Watch Freeのほうが機能が豊富。
睡眠時であれば血中酸素レベルの常時測定も可能なので、運動メニューは100種類以上。
運動の種類によっては、消費カロリーなどの目標設定も可能なので、健康管理を重視したいならWatch Freeの方がおすすめです。
解像度はWatch Freeのほうが圧倒的に綺麗


Watch Freeの方が解像度が良い
Watch2でも僕は全然綺麗だと思っていましたが、両者を比べてみるとディスプレイの綺麗さはWatch Freeの方が上。


メッセージを表示すると解像度の違いがわかりやすい
メッセージを表示した際に解像度の違いが顕著に。
Watch Freeの方がスムーズで、Watch2はよく見るとドットが視認できます。
ただ、Watch Freeは横幅が狭い分、7文字毎に改行されてしまうため、長文を受信した際は改行が多くなり視認性が悪くなります。


値段を気にしないならWatch Freeの方がおすすめ
どちらも血中酸素レベルを測定可能なスマートウォッチですが、画面解像度の違いや文字盤のカスタマイズ性、運動メニューの多さから考えるとOppo Watch Freeのほうがおすすめ。
ただし、値段が2倍も違うので、メッセージを簡単に確認できて時計として使えればよいという人であれば、Soundpeats Watch2のほうがコスパが良くておすすめです。
Oppo Watch Freeを実際に使ってみた感想
ここからは、僕がOppo Watch Freeを使ってみた感想を、良い点と不満な点を含めて紹介します。
見た目がお洒落でファッション性が抜群


男女ともに使えそうな文字盤


女性が好きそうな文字盤
AIコーディネートで文字盤をカスタマイズできるのも便利ですが、最初から入っている文字盤も十分お洒落。
アナログ時計の文字盤にすると、歩数や心拍数などが確認できなくなってしまうデメリットはありますが、普段遣いはデジタル表示にして、ファッションに合わせてお洒落に決めたいときはアナログ表示の文字盤切り替えるといった、時と場合に合わせられるのがスマートウォッチの良いとこですね。
メニューの簡易カスタマイズが可能で便利


クイックセンターに表示順を変更可能


不要な機能な非表示も可能
右にスワイプして表示されるクイックセンターや、下にスライドすると表示されるコントロールセンターのカスタマイズができてナイス。
機能が豊富なのはいいのですが、日常的に使うのは数種類の機能に限定されます。
頻繁に使う機能をできるだけ上に表示したり、不要な機能を非表示にすることで操作性と利便性がかなり向上します。


iPhoneだと機能が限定されるので、Androidユーザにおすすめ


専用アプリ「HeyTap Health」


いびきモニタリングはAndroid限定
専用アプリの「HeyTap Health」は、iOSとAndroid共に対応していますが、画面レイアウトと搭載されている機能が微妙に違います。
Android版には、フィットネスタブがありますが、iOS版にはありません。


モニタリング機能もAndroidにしか搭載されていないことを考えると、iPhoneで使うよりは、すべての機能を使えるAndoroidによりおすすめのスマートウォッチです。
まとめ
- Oppo Watch Freeは、高解像のディスプレイと血中酸素レベル測定機能を搭載したスマートウォッチ
- 睡眠やいびきモニタリングが可能なので、健康管理を初めたい人におすすめ
- iPhoneだと一部の機能が限定されるので、Androidスマホユーザにおすすめ
機能やカスタマイズ性からすると、Apple WatchやWearOSを備えたスマートウォッチの方が圧倒的に便利ですが、二万円以上のものが殆どで、簡単に購入できるものではありません。
それに比べてOppo Watch Freeは、適度なカスタマイズ性とお洒落なデザインを備えていて、10,000円以内で購入できるので、プレゼントにおすすめのスマートウォッチだと思います。
健康を気にし始める年齢に差し掛かった両親へのプレゼントや、恋人へのクリスマスプレゼントとして最適だと思うので、ぜひ検討してみてください。