今回レビューするのは、SwitchBotロックPro。
メモ
メーカーさんに提供頂きました。
以前紹介したSwitchBotロックの進化版で、電池寿命が向上し、充電式電池に対応するなど、より使いやすくなったスマートロックです。
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この記事では、SwitchBotロックProのスペックや特徴、旧モデルとの違いを比較し、実際に使ってみた感想を紹介します。
スマートロックを探している人の参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。
SwitchBot製品レビュー
SwitchBotロックProのスペックと特徴
まずは、SwitchBotロックProのスペックと特徴をみていきましょう。
カラー | ブラック |
---|---|
電池 | 単3乾電池×4、専用充電池 |
電池寿命 | 9ヶ月、12ヶ月 |
使用環境 | 屋内のみ |
通信方式 | Bluetooth5.0 |
対応OS | iOS14.0〜、Android 5.0〜 |
15種類の解錠方法が使えるスマートロック
SwitchBotロックProでできる解錠方法
- スマホ
- Apple Watch
- 指紋解錠(※1)
- パスワード(※2)
- NFCカード(※2)
- 期間限定パスワード(※2)
- ワンタイムパスワード(※2)
- 鍵の共有
- 音声操作(※3)
- 遠隔操作(※3)
- ウィジェット操作(※3)
- 1ドア2ロック対応
- NFCタグ
- リモートボタン
- 物理鍵
メモ
- ※1 指紋認証パッドが必要
- ※2 キーパッドまたは、指紋認証パッドが必要
- ※3 ハブミニまたはハブ2が必要
豊富な解錠方法に対応しているのが、SwitchBotロックProの魅力の一つ。
スマホで解錠ができるだけで便利ですが、別売りのハブミニやハブ2を使えば、遠隔で解錠ができたり通知を受けることができます。
また、指紋認証パッドと連携すれば、指紋やパスコード、カードでの解錠ができるため、より便利に使えます。
セットで買ったほうがより安くお得に買えるので、予算に余裕があればセットで購入する方がおすすめです。
工事不要、両面テープで取付可能
工事不要で、両面テープで簡単に取付可能なのも、SwitchBotロックProの良いところ。
ネジで固定できたほうが安定感はありますが、賃貸はドアに穴を開けるのは難しく、現実的ではありません。
両面テープであれば簡単に設置できるし、退去のとき剥がせば元の状態に戻るため、持ち家と賃貸どちらでも使用可能です。
単3乾電池&専用充電池対応で9ヶ月〜12ヶ月使用可能
単3乾電池と専用の充電池で動作するのもSwitchBotの便利なところの一つ。
スマートロックは数が増えつつありますが、ほとんがCR123Aという特殊な乾電池で動作します。
小さくて軽いのでデバイスの小型化には便利なのですが、価格が普通の乾電池に比べて高く、田舎のコンビニとかでは売ってないんですよね…
でも、SwitchBotロックProは単3乾電池×4本で9ヶ月も動作するし、コンビニで簡単に手に入るので急な電池切れも心配ありません。
また、専用充電池なら12ヶ月も使用可能で、エコでより使いやすくなっています。
SwitchBotロックProの同梱物
- SwitchBotロックPro本体
- 磁石
- 固定補強テープ
- 予備両面テープ
- 予備ネジ
- クリーニングティッシュ
- プラスドライバー
- 接着促進剤
- 取扱説明書
- 単3乾電池×4本
SwitchBotロックProの同梱物はこんな感じ。
写真には写っていませんが、本体内部に単3乾電池4本も入っています。
取り付けに必要なドライバーも付属されているため、設置に必要な工具などを用意する必要はありません。
接着即印材や固定補強テープは、旧モデルには入っていなかったので、メーカー側の工夫が感じられます。
SwitchBotロックPro実機レビュー
それではSwitchBotロックProの実機の細部をみていきましょう。
カラーバリエーションはブラックのみで、全体が黒に統一されたシンプルなデザイン。
下部の丸部分は、押し込むと解錠&施錠ができるだけじゃなく、回して手動で操作することもできます。
正面にある小さな点は、LEDインジケータ。
ペアリングやロックが動作した際に点灯または点滅し、状態を確認できます。
上部は磁石で取り外せるようになっていて、この部分に電池ボックスが隠れています。
ボディー全体はアルミでできていて、高級感のある作り。
マットな仕様なので指紋もあまり目立たないのがナイスです。
背面には大きめの両面テープがあり、これを使ってドアに固定します。
旧モデルはこの両面テープが小さく、剥がれて落ちてしまうという話も聞いたことがあるので、改善されているのは素晴らしい。
ただし、ロックの重量は約467gもあるため、両面テープだけで大丈夫なのか気になるところ。
ノブを回すと反対側にあるアタッチメントも同時に回転し、サムターンを回す構造になっています。
サムターンを回すためのアタッチメントは取り外し可能で、設置の際に扱いやすいようになっています。
アタッチメントの下部にある小さなポイントは+ドライバー用の調整ネジ。
調整用ネジを回すことでアタッチメントの幅の調整ができます。
アタッチメントの最大幅は、メーカーの情報では23mmですが、実測値は約22mmでした。
つまり、特殊な形状出ない限り、22mm以下のサムターンに取り付けが可能です。
対応しているサムターン(ロック)のタイプは、SwitchBotの公式サイトの以下のページを参照ください。
ちなみにアタッチメントの内側には、ゴムかシリコンのような素材が使われており、サムターンをしっかりホールドできるようになっています。
SwitchBotロックProの取り付け方法
それではSwitchBotロックProの取り付け方法をみてきましょう。
まずは、アタッチメントをSwitchBotロックProから取り外し、サムターンをしっかり挟めるように幅を調整します。
緩すぎるとロックを解除できない可能性があるので、適度にホールドできるように調整するのがポイント。
側面に2つずつあるネジを全て外すと、金具がスライドできるようになり、壁との距離を調整できるようになります。
ネジをすべて外さないと調整ができないので、緩めるだけで調整できるような構造になったら、もっと設置しやすい気がします。
金具がしっかりとドアにくっつくように距離を調製します。
調製ができたら4つのネジを締め直してて金具を固定します。
短すぎると取り付けできないし、長すぎるとサムターンを回せないので、距離を調製した状態で、手動でサムターンを回せるか試しましょう。
ロックの調製が完了したら、付属のクリーニングティッシュで取り付ける部分の表面をきれいにします。
続いて接着促進剤で同じように表面をふきます。
両面テープが剥がれてロックProが落下してしまうと、スマートロックの意味がなくなるので、この2つの手順は入念にすることをおすすめします。
続いて、背面の両面テープを剥がして設置、しっかりと押さえつけます。
その後、付属の固定補強テープで48時間補強して、粘着を安定させます。
最後に付属の磁石を取り付ければ設置は完了。
この磁石は、ドアの開閉状況を判断するのに使われるので、ロックProから3cm以内に設置する必要があります。
遠すぎると反応しないので、固定する前に仮固定して、しっかり動作するか確認してから固定することをおすすめします。
SwitchBotロックProの設定方法と使い方
つづいてSwitchBotロックProの設定方法を簡単に紹介します。
スマホでSwitchBotアプリを開き、右上の「+ボタン」>「デバイスの追加」をタップ。
ロックProの電源が入っていれば、画面の上部にロックのProが表示されるのでタップします。
注意
表示されない場合、スマホのBluetoothがオフになっているか、ロックProの電源が入っていない可能性があるので、電池がしっかり取り付けられているか確認しましょう。
あとは画面の手順に従えば設定は完了です。
アプリ上のボタンをタップすれば、SwitchBotロックProを操作して、施錠解錠ができるようになります。
Bluetooth接続で操作しているので、電波が届く範囲内(10m)でしか、この操作はできません。
スマートリモコンとの連携で出先から遠隔操作が可能
ただし、別売りのスマートリモコン「ハブミニ」または「ハブ2」と連携することで、Wi-Fi経由で出先から遠隔で施錠解錠することも可能です。
また、施錠&解錠の状態を遠隔で確認することもできるため、鍵の閉め忘れが心配な人におすすめ。
小さなお子さんにはリモートボタンがおすすめ
鍵を無くしてしまうことが懸念される小さなお子さんには、施錠&解錠だけの機能を持った別売りのリモートボタンもおすすめ。
という疑問が浮かぶかもしれませんが、鍵は誰でも利用できるため、ロックをすべて取り替えないと悪用されてしまう可能性があります。
しかし、リモートボタンは無効化できるため、万が一落としてしまっても悪用される可能性を抑えることができます。
また、Bluetooth接続なので10m以上では反応しないため、間違って外出先で押してしまっても、解錠されることがありません。
指紋認証パッドとの連携でロックProの利便性を100%引き出せる
SwitchBotロックProを導入するなら、ぜひ一緒に使ってほしいのが指紋認証パッド。
これを使うと、指紋や暗証番号、カードキーで解錠できるようになるため、ロックProの利便性を最大限に活かせます。
登録できる指紋や暗証番号は最大100個。
そのため、一般家庭で利用するだけでなく、小さなお店や会社などの従業員専用のロックとしても使えます。
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参考【SwitchBotキーパッドタッチレビュー】指紋認証&暗証番号&カードキー対応でスマートロックをより便利にする神デバイス
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SwitchBotロックProと旧モデルとの違いを比較
SwitchBotのスマートロックには、今回紹介しているProと無印の2つのモデルがあります。
ここでは、両製品の違いを比較していきます。
製品名 | SwitchBotロックPro | SwitchBotロック |
---|---|---|
カラー | ブラック | ブラック、シルバー |
電池 | 単3乾電池×4、専用充電池 | CR123A電池×2 |
電池寿命 | 9ヶ月、12ヶ月 | 6ヶ月 |
アタッチメント | 無段階可変 | 3サイズ |
解錠方法 | 15種類 | 15種類 |
微電流解錠 | ◯ | ✗ |
重量 | 467g | 262g |
両者の一番の違いは、単3乾電池と専用充電池が使えるようになり、電池寿命が伸びたことです。
また、Proのほうは電池残量が残りわずかでも動作する「微電流解錠」に対応しています。
電池が大きくなり、数が増えたことでロック自体はProのほうが重いですが、その分寿命が3ヶ月も伸びました。
また、単三電池はコンビニでも買えるうえに、CR123A電池よりも安いので取り扱いしやすくなっています。
SwitchBotロックProには、ワンタッチ解錠&施錠ボタンがありますが、旧モデルはそれがなく、手動で回す必要があります。
ぱっと見た感じは、素材に違いは感じませんが、実際はProがアルミ製で、旧モデルはプラスチックなので、高級感にも違いがあります。
側面からみると形状はよく似ていてそこまで違いはありません。
背面の両面テープはProのほうが明らかに大きくなりました。
重量が増した分、剥がれ落ちないようにした工夫が感じられます。
電池ボックスの蓋は、磁石式とスライド式の違いがありますが、これはどちらも使いやすいです。
取り付け金具はどちらも同じようにネジを外して固定するタイプ。
形状はよく似ていますが、取り外してみると厚みに違いがあることがわかります。
重さは52gと26gで二倍の違いがあります。
ロック自体が重くなったので、堅牢さを維持するために、厚みのある金属になったのかもしれませんね。
アタッチメントを比べてみると、サムターンをしっかりホールドするための滑り止めがありますが、旧モデルのアタッチメントにはありません。
また、Pro用は幅の無段階調製が可能ですが、旧モデルではS、M、Lの3種類から選ぶ必要があります。
旧モデルのSwitchBotロックを使っている人は買い替えなくてもいいかも
単3乾電池に対応し電池の寿命が伸び、微電流解錠に対応するなど、より使いやすくなったSwitchBotロックProですが、現状旧モデルを使っていて、不満がない人は買い替える必要はないと思います。
というのも、解錠方法の数や指紋認証パッドとの連携、対応しているボイスアシスタントなど、ソフトウェア的な違いはProも旧モデルもありません。
つまりスマートロックとして利便性に違いはないため、旧モデルからわざわざ買い替える必要はないと思います。
SwitchBotロックProを実際に使ってみた感想
ここからは、僕が実際にSwitchBotロックをProを使ってみた感想を、良い点と不満な点を含めて紹介します。
施錠/解錠状態を出先からでも確認できるので安心
途中で紹介したSwitchBotのスマートリモコンと連携することで、ロックの状態を確認できるのが本当に便利。
僕は心配性なので、外出時に「あれ、鍵閉めたかな?」と不安になり、施錠を確認するためにわざわざ部屋の前まで戻ることが頻繁にあります。
でも、SwitchBotロックProを使えば、専用アプリでスマホからロックの状態を確認できるため、わざわざ戻る必要がなくなりました。
オートロック機能もあるので、施錠のし忘れを極限まで回避できるため、同じように心配性な人におすすめです。
指紋で解錠できるのが便利すぎる
指紋認証パッドとの連携で、指紋で解錠できるのもとても便利。
電池切れを考慮して鍵を持ち歩く必要はありますが、これのおかげで普段は鍵を一切取り出さなくなりました。
スマホで解錠できるだけでも便利ですが、スマホをポケットから取り出す必要もないので、予算に余裕がある人は指紋認証パッドも買うことをおすすめします。
単3乾電池対応でより使いやすくなった
旧モデルのSwitchBotロックも十分気に入っていましたが、唯一の欠点が特殊なサイズの電池。
家電量販店やネットでは購入できますが、僕が住んでいる田舎のコンビニでは購入できないため、電池残量が少なくなったときに購入が大変。
でもSwitchBotロックProは、単3乾電池で動作するため、入手しやすく、価格も安いものが多いため、長期で使用した際の運用コストを抑えられます。
カラーバリエーションが増えるとより良い
現状カラーがブラックの一色のみなので、シルバーやホワイトなど、カラーバリエーションがあったほうが、部屋の雰囲気に合わせやすいんじゃないかなと思いました。
SwitchBotロックProを安くお得に購入する方法
SwitchBotロックProを安く買いたいなら、Amazonや楽天、公式サイトでのセールで購入するのがおすすめです。
そして、よりお得に買いたいなら指紋認証パッドとのセット購入を選びましょう。
- SwitchBotロックPro:15,980円
- 指紋認証パッド:9,980円
- SwitchBotロックPro+指紋認証パッドセット:22,980円
個別に購入すると合計25,960円ですが、セットで購入すると22,980円で約3,000円も安くなります。
利便性も明らかに向上するので、予算に余裕がある人はぜひセットを選んでみてください。
まとめ
- SwitchBotロックProは、最大12ヶ月の電池寿命と15種類の解錠方法に対応したスマートロック
- 旧モデルと比べて電池寿命が3ヶ月以上伸び、単3電池に対応してより使いやすくなった
今回は、SwitchBotの新しいスマートロック「SwitchBotロックPro」を紹介しました。
旧モデルを1年以上愛用していて、利便性は既に実感していましたが、電池寿命が伸び、単3電池に対応したことで電池切れの心配が少なくなり、使いやすくなったと感じました。
一方で、解錠方法の数は旧モデルと同じ為、旧モデルでも満足している人はわざわざ買い替えなくてもいいと思います。
ただし、これからスマートロックを導入しようと考えている人はProのほうがおすすめなので、ぜひ購入を検討してみてください。