Macbookユーザなら必ず一つは持っているであろうUSB-Cハブ。僕は「Anker PowerExpand 12 in 1 USB-C PD Dock」を使っています。
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省スペースだし、USB-Cケーブル一本で給電や外部ディスプレイ出力などができるのでとても気に入っています。
ただ購入直後にこれの上位互換モデルが二種類出ちゃったんですよね・・・
【新製品】「#Anker PowerExpand 13-in-1」シリーズ販売開始!多機能な13ポート搭載のドッキングステーション。最大85Wのフルスピード充電や高速データ転送、複数画面出力等のあらゆるタスクをこれ1つで。各種初回限定50個、20%分のAmazonポイント還元中!
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PDに対応したUSB-Cポートの数が増え、データ転送速度も大幅にパワーアップされたこのドッキングステーション。そしてどうやらM1チップ搭載のMacでもマルチディスプレイができると言うじゃないですか。
使い始めて間もないですが、スペックの紹介、2機種の性能の違い、接続方法、「12 in 1 USB-C PD Dock」との比較、実際に使ってみた感想を共有していきます。
Anker PowerExpand 13in1 シリーズの2機種の違い
今回発売された「Anker PowerExpand 13in1 シリーズ」は2種類あり、それぞれ機能も値段も大きく違うので、目的にあったものを選ぶ必要があります。
ということで、両者の違いを簡単に紹介していきますね。
両者の一番の違いは、Thunderbolt3に対応しているか否か。
USB-Cの4倍の速度(最大40GBbps)でデータ転送が行えたり、より高画質の出力できるので、高速データ通信&画質に拘る人には必須。
ただThunderbolt3に対応したモニターってめちゃめちゃ高額なので、一般的な使い方をするなら不要でしょう。
HDMIポートの数も「USB-C Dock」の方が多いので、より低価格でマルチディスプレイ環境を整えたい人におすすめです。
ちなみに僕は、今後の拡張性を考えて、高い方の「Thunderbolt3 Dock」の方を購入しました。
両者の違いが分かったところで、僕が購入したThunderbolt3 Dockを掘り下げていきましょう。
PowerExpand 13in1 Thunderbolt3 Dockの同梱物
同梱物 | Thunderbolt3 Dock本体 |
---|---|
取扱説明書 | |
カスタマーサポート情報カード | |
ACアダプタ | |
Thunderbolt3 ケーブル (63cm) |
付属品はこんな感じ。Thunderbolt3ケーブルが同梱されているので、別途購入せずにすぐに使えるのが嬉しいポイントです。
サイズと重量
本体 | ACアダプタ | |
---|---|---|
サイズ | 125.8x88.5x41.9mm | 166x80x25mm |
重量 | 約490g | 約746g |
Thunderbolt3やUSB-C PDなど高負荷な機能が豊富にあるので、本体を小さく抑えられただけでも凄いことかもしれませんね。
搭載ポート一覧
前面 | microSD&SDスロット (SD3.0 UHS-Ⅱ対応) |
---|---|
USB-C 3.1 PD非対応 (10Gbps, 5V=0.9A) |
|
USB-C 3.1 PD3.0 QC4.0 (10Gbps, 最大18w) |
|
USB-A 3.0 (5Gbps, 5V=0.9A) |
|
イヤホンジャック |
背面 | DC入力ポート |
---|---|
HDMI 2.0 (4K, 60Hz) |
|
Thunderbolt3 PC接続用 (40Gbps, 最大85w) |
|
Thunderbolt3 (40Gbps, 最大15w) |
|
有線LANポート (1Gbps) |
|
USB-A 3.0 ×3 (5Gbps) |
ACアダプタ接続用のDCポートがあるため、Thunderbolt3&USB-Cポートをすべて使えるのが嬉しいポイント。
ただしディスプレイポートが無いので、外部ディスプレイを複数接続したい場合は、HDMI+Thunderbolt3。または、Thunderbolt3でのカスケード接続を利用するしかありません。
Thunderbolt3 Dockの不満な点
ハイパワーで申し分ない性能のドッキングステーションですが、2つだけ不満なところがあります。
本体がかなり熱を持つ
商品説明にかかれているので正常なことのようですが、大丈夫かな?ってちょっと不安になるほど熱を持ちます。
HDMIで外部ディスプレイに出力しただけでも熱くなるので、高負荷を掛けたときどうなるのかちょっと心配・・・
ファンがあればコレは解決できそうですが、消音性が失われるのでこれは仕方ないかもしれませんね。
不安定で転倒が心配
細くて縦に長く縦置きにすると不安定なので、横置きにしたいところですが、スペースも取るし放熱性も悪くなるのでたぶんNG。
下半分を重くするか、形状を変えてもう少し安定する形にしてほしかったな・・・
PCとの接続方法&使い方
- ACアダプタを背面のDCポートに接続
- Thunderbolt3ケーブルを背面のThunderbolt3アップストリームポートとPCへ接続
- ディスプレイ出力したい場合は、HDMIまたはThunderbolt3ケーブルで外部ディスプレイと接続
電源の供給にACアダプタがあるので、接続は簡単。Thunderbolt3のポートさえ間違わなければ、85wで給電されます。
Thunderbolt3のデイジーチェーン接続で、M1チップのMacでもマルチディスプレイが可能
このドッキングステーションの最大のメリットは、M1チップ搭載のMacでもマルチディスプレイに対応していること。
※本製品はM1チップ搭載のMacbook Air / Pro 2020 の2つのモニターへの同時接続には対応していません。Thunderbolt 3 ポートから複数モニターへのデイジーチェーン接続は可能です。
製品ページにはこのように書かれているので、もしや・・・と思ってAnkerのカスタマーサポートに確認してみました。
そして頂いた回答がこちら。
Thunderbolt 3 ポートからデイジーチェーン接続する場合、M1 Macbook, mini 共にマルチディスプレイ対応しております。
最大接続できるマルチディスプレーの台数は確認できかねますが、2台以上では問題はございません。
これは、マルチディスプレイ環境を構築したかったM1Macユーザにとっては朗報でしかありませんね。
Thunderbolt3 Dockと12 in 1 USB-C Dockとの比較
値段が高く上位互換のため、Thunderbolt3 Dockの方が性能は上ですが、メディアや接続機器が対応していないと性能を十分に発揮できません。
どうしてもUSB-Cポートが複数欲しいという人を覗いて、ACアダプタも小さく安定感があり、より値段が安い「12 in 1 USB-C Dock」の方を僕はおすすめします。
まとめ
- Anker PowerExpand Elite 13-in-1 DockはThunderbolt3に対応した高機能なドッキングステーション
- 前面のUSB-CポートもPDに対応しているので、スマホやタブレットの充電に便利
上位機種はいったいどれくらいすごいのか?というちょっとした興味本位から、今回「Anker PowerExpand Elite 13-in-1 Thunderbolt3 Dock」を購入しました。
見た目も質感もスタイリッシュでかっこよく、小さいので場所を取らなくていい感じのドッキングステーションですが、僕には明らかにオーバースペック。
高額のThunderbolt3対応モニター複数でで高画質の映像を編集したり、データ転送をしたりする人以外は、価格の安い「USB-C Dock」でいいと僕は思います。
ただし拡張性があることは間違いないので、先を見据えてより良いものが欲しいという人は、ぜひ購入を検討してみてください。