Macbookだけじゃなく、最新のiMacにもThunderbolt、USB-Cポートしか搭載されなくなり、SDカードやUSBメモリを使うならUSBハブが必須になってき昨今。
と思っているのは僕だけではないと思います。
これまで数種類のUSBハブやドッキングステーションをレビューしてきましたが、また新しいものを入手しました。
それがこちら、STRENTERの「11in1 USB-Cハブ」。
見た目はよくあるUSB-Cハブですが、商品名からもわかるように11個のポートを備えた多機能なやつ!
実は今回、メーカーさんから商品提供とレビュー動画の作成依頼を頂きこの記事を作成しています。
とはいえ、良い点も不満な点もレビューするスタンスは変わりません。
この記事では、STRENTERの「11in1 USB-Cハブ」のスペックの紹介や他のUSB-Cハブとの比較。実際に使ってみた感想を紹介します。
USB-Cハブの購入を考えいている人の参考になると思うので、ぜひ最後まで読んてみてください。
STRENTER 11-IN-1 USB-Cハブのスペック比較
製品名 | STRENTER 11in1 USB-Cハブ |
Opro9 8in1 USB-Cハブ |
---|---|---|
写真 | ||
USB-A 3.0 | ×3(5Gbps) | ×3(5Gbps) |
USB-A 2.0 | ×1(480Mbpsz) | - |
USB-C | PD用 最大87W | PD用 最大60W |
SD/microSD スロット | 規格不明 | 規格不明 |
HDMI | 4K/60Hz | 4K/30Hz |
VGA | 1080p | - |
有線LAN | 1Gbps | 1Gbps |
イヤホンジャック | out | - |
スペックはこんな感じ。
せっかくなので、以前紹介した同じポータブルタイプの「Opro9 8in1 USB-Cハブ」と比較してみました。
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ポート数、PD出力、画質など、ほとんどの項目で「STRENTER 11in1 USB-Cハブ」が有利。Opro9のUSBハブは、たしか8800円ぐらいで購入したんですけど、値段もほぼ半額というコスパの良さが魅力的です。
サイズ比較
2つを並べてみても、大きさはほとんど変わりません。
製品名 | STRENTER 11in1 USB-Cハブ |
Opro9 8in1 USB-Cハブ |
---|---|---|
サイズ | 48x270x18mm (ケーブル含む) |
55x126x17mm (ケーブルなし) |
重量 | 83g | 85g |
Ooro9のUSB-Cハブのほうがケーブルが収納できる分コンパクトで持ち運びに便利ですが、ポート数が多いにも関わらずこのサイズなら、許容範囲ではないでしょうか。
STRENTER 11-IN-1 USB-Cハブの同梱物
同梱物 | 11in1 USB-Cハブ本体 |
---|---|
取扱説明書 | |
延長保証カード |
同梱物はこんな感じでめちゃめちゃシンプルでした。
ケーブルが内蔵されたUSB-Cハブなので、本体以外に必要なものはなく、パソコンに接続すればそのまま使えます。
製品の保証期間は1年のようですが、製品登録を行うと6ヶ月の延長保証が適用となり、最大18ヶ月の保証が受けられます。
英語表記のみですが、氏名やメール、Amazonの注文番号を入力して、「Register Now」をクリックすれば、製品の申請は完了。
後日、サポートから連絡がきます。
STRENTER 11-IN-1 USB-Cハブを実際に使ってみた感想
ここからは、11in1 USB-Cハブを実際に使ってみた感想を、良い点と不満な点も含めて紹介します。
安いのにポート数が多いのがナイス!
一般的に、USB-Cハブはポート数が多くなれば価格も高くなり、ポート数が10個を超えると6,000円以上のものもがほとんど。
このUSB-Cハブは11ポートもあるのに約5,000円なので、コスパ抜群と言えるでしょう。
もちろん搭載されているポートの種類や規格によって、データの転送速度などが違うので単純に安いから良いというものではありませんが、そこにあまりこだわらず、SDカードとUSB-Aなどのポート増設が目的の人であれば満足できると思います。
ポート数の割に小型なので持ち運びに便利
ポート数が多くなると、製品自体が必然的に大きくなってしまいますが、このUSB-Cハブは小型で軽いかばんに入れても荷物にならず持ち運びに便利。
ケーブルが収納できないので、大きいかばんにそのまま入れると折れ曲がって断線してしまう可能性もあるので、ガジェットポートなどに入れてから持ち運んだほうが良いと思います。
PDの入力には高出力の充電器を使うべき
Amazonの商品紹介ページだとPDは最大87Wまで対応と表記されているのですが、試しにMacbook Pro13インチに給電したところ、53Wでしか給電されませんでした。
Apple純正のケーブルとアダプタ(60W)を使ってみたので、間違いはないと思いますが、7W足りないという結果に…
試しにRAVPOWERの急速充電器RP-PC128を使ってみたところ、こちらは83Wでの給電となりました。
出力が足りなくても給電はできますが、充電速度が遅かったり重い処理をさせているとバッテリーが減ってしまう可能性もあるので、純正のアダプタを使っている人は要注意。
7W分をUSB-Cハブに供給しても、十分な出力の充電器を使うことをおすすめします。
参考
例えば、僕が使っているMacbook 13インチは60Wの入力が必要なので、
60W + 7W = 67W
67W以上の出力が出来る充電器を使えば、十分な給電能力を確保できます。
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SD/microSDスロットの読み込み速度は遅い
SD/microSDスロットの規格が表記されていなかったので転送速度を測ってみました。
使用したのは、SanDiskのSDカードでClass10で最大90MB/sのもの。
そしてその測定結果がこちら。
速度はそこまで期待していませんでしたが、予想よりも遅いという結果に…Opro9のUSB-Cハブより遅いので、SDカードで大きなサイズの動画データを取り扱う人にはストレスに感じるかもしれません。
ただし、ExcelやWordのドキュメントを取り扱うだけならデータサイズはそこまで大きくなりません。
ファイルサイズが小さければ転送速度も気にならないので、テレワークの環境を整えるだけならこれでも十分だと思います。
VGAよりHDMIがもう一つ欲しかった
HDMI、VGAポートをそれぞれ備えているのは良いことですが、VGAは一昔前の規格。
最近のディスプレイは、ほとんどがHDMI接続なので、VGA入らないから、もう一つHDMIポートがあれば良いなと正直思いました。
というか、今どきVGAのディスプレイ使っている人ってかなり少ないのでは…
特にUSB-Cハブが必要な最近のパソコンを持っているなら、ディスプレイもHDMIを使っているような気がします。
PD用のポートとイヤホンジャックは逆のほうがよかった
小さい本体にたくさんのポートがあるのは便利なのですが、その弊害として複数のポートを同時に使う場合は、接続する位置を工夫する必要があります。
ハブの向きを変えることで対応可能ではありますが、USB-AとHDMIまたはVGAを同時に接続する場合は、必然的に縦向きに置かなくてはいけません。
この状態で給電用のPDポートにケーブルを接続すると、手前側に差すことになるのでちょっと邪魔…
イヤホンジャックとPDポートがの位置が逆だったらより良かったなと思いました。
まとめ
- STRENTER「11in1 USB-Cハブ」は、約5,000円で11個のポートを搭載したコスパの良いUSB-Cハブ
- 小型で軽量なので、持ち運んで外で使い人におすすめ
- SDカードの読み書きは遅いので、大きいサイズのファイルを頻繁に取り扱う人には向かない
最近のノートパソコンは、SDカードスロットやUSB-Aポートを搭載していないものも増えてきているので、今回紹介したようなUSB-Cハブは1つは持っておきたい製品です。
3,000円くらい安いものから、1万円を超えるような高価なものまでたくさんの種類がありますが、動画や大量の写真など、サイズの大きいファイルを取り扱わないのであれば、高価で高速なUSB-Cハブは必要ありません。
USB-Aが4つも使えて、HDMIポートも搭載さいているので、できるだけ安く自宅のテレワーク環境を整えたい人におすすめです。