今回レビューするガジェットは、オシャレなApple関連製品を多く販売しているPITAKAのタブレットスタンド「MagEZ Stand」。
メモ
メーカーさんから商品提供頂きました。
磁力でくっつくiPadスタンドで、ベース部分でワイヤレス充電もできる1台2役の便利ガジェットですが、実際の使い勝手はいかがなものか!?
この記事では、PITAKA MagEZ Standのスペックや他のタブレットスタンドとの比較、実際に使ってみた感想を紹介していきます。
MagEZ Standの購入を検討していて、使い勝手が気になっている人。使用した人の口コミを探している人の参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。
MagEZ Standのスペック&特徴
まずはMagEZ Standのスペックと特徴から見ていきましょう。
対応機種 |
|
---|---|
耐荷重 | 1kg |
最大出力 | 15W |
サイズ | 125×134×245mm |
重さ | 661g |
iPad以外にも1kg以内のデバイスが磁力でくっつくタブレットスタンド
「磁力でくっつく=MagSafe」のイメージが強いため、iPad専用のタブレットスタンドだと思いがちですが、付属のメタルプレートを使えばiPad以外のタブレットスタンドとしても使えます。
言い換えると磁力に反応するものであればくっつくので…
大きくて思いたいLogicoolのキーボード「CRAFT」もしっかりホールドしてくれます(笑)
最大出力15Wのワイヤレス充電が可能
MagEZ Standのおもしろいところは、一般的なタブレットスタンドと違ってワイヤレス充電機能を搭載していること。
デバイス別ワイヤレス充電能力
デバイス | 出力 |
---|---|
Android | 15W |
iPhone | 7.5W |
AirPods(ワイヤレスイヤホン) | 5W |
ワイヤレス充電対応のタブレットスタンドと聞くと、iPadがワイヤレス充電できると勘違いしがちですが、iPadはワイヤレス充電非対応なのでその点は要注意です。
MagEZ Standの同梱物
- MagEZ Stand:ベース
- MagEZ Stand:アーム
- メタルプレート
- USB-C to USB-Aケーブル
- 組み立て用六角レンチ(※1)
- 位置調整用シート
- 取扱説明書
- 製品カタログ
メモ
※1 画像には写ってません。
MagEZ Standは、タブレットスタンドの割には同梱物が豊富。
ベースとアーム部分が分かれて入っているため組み立てが必要ですが、組み立てに必要な六角レンチも同梱されているので、別途用意する必要はありません。
ただし、ワイヤレス充電用の充電器が入っていないので、出力15W以上のものを持っていない人は購入する必要があります。
おすすめは「CIO-PD20W1C1A」。
合計最大出力20Wの小型USB充電器で、USB-CとUSB-Aポートを一つずつ搭載。
USB-Aの最大出力18Wなので、MagEZ Standの充電能力を十分発揮できます。
MagEZ Standの実機レビュー
MagEZ Standは、ベース部分とアーム部分が別々なって梱包されているため、まずはじめに組み立てる必要があります。
組み立てには六角レンチが必要ですが、ベース部分の裏に磁力でくっついているのでそれを使いましょう。
組み立てといっても非常に簡単で、最初にベース部分に空いている穴にアームの下の部分を差し込みます。
次に六角レンチでベース部分の裏面にある2つのネジをしっかりと締めます。
組み立て自体はこれで完了ですが、ワイヤレス充電用の配線を行う必要があります。
付属のUSB-CtoAケーブルを、同じくベース部分の裏側にあるUSB-Cポートに差し込みます。
ケーブルを溝にはめて配線を整えたらこれで完成です。
全体的にブラックで統一されたシンプルなデザイン。
ケーブルが無いほうがよりシンプルで、場所を選ばずに置けるので、ワイヤレス充電が不要な人はタブレットスタンドのみの利用でもありだと思います。
ワイヤレス充電パッドの表面は、PITAKA独特の縞模様のようなデザイン。
マットな仕様で指紋が目立ちづらく、肌触りも良いのでめちゃめちゃいい感じです。
ワイヤレス充電パッドの裏面には丸い通気孔のようなものがあります。
おそらくワイヤレス充電の発熱を放熱するための工夫でしょう。
四隅にはゴムパッドがついていて、両面テープでデスク上に固定できる仕様になっています。
両面テープを使うことでより安定感が増すので良いですが、僕はデスク環境の模様替えを頻繁にするので、両面テープによる固定はやっていません。
MagEZ Standのサイズは約125×134×245mm。
タブレットスタンドとしては高さのあるほうではないでしょうか。
661gとしっかりとした重さがあるので、高さの割には安定感があります。
メタルプレートの設置
MagEZ Standを利用するには、付属のメタルプレートをiPadを含めたタブレットに取り付ける必要があります。
メタルプレートが中心からずれたり傾いた状態で貼り付けてしまうと、スタンドに取り付けた際にiPadが斜めになって不格好になるので、付属の位置調整シートを使って中心を取ります。
メタルプレートには両面テープがついているので、剥がしてシートのガイドに従って貼り付ければ完成!
iPadユーザなら専用の「MagEZ Case2」がおすすめ
メタルプレートを使えばどんなタブレットにも対応するMagEZ Standですが、iPadユーザなら専用の「MagEZ Case2」がおすすめ。
メタルプレートを使わなくてもMagEZ Standにくっつけることができます。
MagEZ Case2の魅力の一つはその薄さ。なんと、わずか1.4mmしかありません。
そのため、iPadに装着してもほとんど厚みに影響がありません。
淵の部分も最小限のクリップで止まるようになっていて、iPadのデザインにほとんど干渉しません。
カメラ部分もしっかりカバーし、レンズが出っ張らない仕様になっているため、デスクに直においても大丈夫。
ボタン類も押しやすいのでとても優れたiPadケースだと思います。
唯一の欠点は、お値段かな…^^;、
ちょうど良い高さで、リモート会議や動画視聴におすすめ
スタンドに取り付けるとiPadに十分な高さが出て目線を上げることができ、長時間の動画視聴やZoom会議などに最適。
首を360°自由に回転できるため、普段は横向きで利用して、漫画を読む際などに縦向きにするのがおすすめです。
上下の首振りには制限がありますが、これ以上に首が振れても利用する上では現実的ではないので、バランスの崩れないちょうどよい範囲に制限しているといった印象です。
Apple Pencilなどのスタイラスペンを使っても、ほどんどぶれないほどの安定感があります。
ただ、この体勢で使い続けるのは腕が疲れて現実的ではないため、PDFの資料などに軽く書き込みするぐらいがいいでしょう。
磁力抜群で、反対にして振ったりiPadだけを抱えて持ち上げたりしても一切ずれ落ちません。
基本的に両面テープでデスクに固定して使うものなので、タブレットの落下は心配しなくていいでしょう。
ワイヤレス充電は約5mmまで対応
ワイヤレス充電の最大出力は15Wですが、対応しているのはAndroidのみ。
iPhoneは7.5W、AirPodsのようなワイヤレスイヤホンは5Wに制限されます。
ワイヤレス充電は、使用しているケースの厚みによっては使用できない場合があるので、コピー用紙を使って検証してみます。
コピー用紙を24枚重ねると約2.2mm。これをiPhoneの間に挟んでも問題なく充電できます。
同じように約4.2mmでも問題なく充電できました。
同じように検証を繰り返した結果、コピー紙54枚の約5mmがワイヤレス充電の限界点だという結論に至りました。
54枚まではLEDインジケータが白色に点灯し、55枚からエラーを意味する赤色点灯に変わりました。
コピー紙で検証しているため、素材によって前後する可能性はありますが、ある程度厚みのある手帳ケースでもワイヤレス充電できそうです。
MagEZ Standと他のタブレットスタンドの比較
MagEZ Standと他のタブレットスタンドとの違いも比べてみましょう。
比較対象は、同じく磁力でiPadを取り付けるタイプの「Magfit Magnetic Stand」と、タブレットをフックに引っ掛けて使うタイプの「DODOLIVE タブレットスタンド」です。
PITAKA MagEZ Stand |
Magfit Magnetic Stand |
DODOLIVE タブレットスタンド |
|
---|---|---|---|
外観 | |||
取付方法 | 磁石 | 磁石 | フック |
ワイヤレス充電 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
折りたたみ | 不可 | 可能 | 可能 |
高さの調整 | 不可 | 可能 | 可能 |
回転 | X軸 | X軸 | Z軸 |
それぞれの特徴を一覧表にまとめてみました。
ご覧の通り、製品によって得手不得手があります。
安さを重視するならDODOLIVEのタブレットスタンド
価格重視ならDODOLIVEのタブレットスタンドがおすすめ。
フックにiPadを引っ掛けて使うタイプのよくあるタブレットスタンドで、世の中で出回っている製品と同様に比較的価格が安いのが特徴です。
価格の割にはアルミで高級感があり、11インチのiPad Proもしっかり支えてくれます。
ただし、高さがあまり出せないため目線が下を向きがちになること、フックに引っ掛けているだけなので角度によってはiPadが手前に倒れてくる可能性があります。
動画を見るだけならこれで十分ですが、キーボードをつないで長時間の動画編集や資料作成をするのには向いていません。
絵を書くならMagnetc Stand。ワイヤレス充電が必要ならMagEZ Stand
続いて、磁石でくっつけるタイプのスタンドを比較していきます。
MagfitのMagnetic Standは、折りたためるため持ち運びに便利。一方のMagEZ Standは、折りたたみはできないため、持ち運びには適していません。
iPadを取付けた際の高さはほぼ同じで、どちらも360°回転が可能なためほとんど違いがありません。
磁力はMagEZ Standの方がありますが、反対にしてもiPadが落ちないほど、どちらのスタンドもしっかりとした磁力があります。
Magfitのスタンドは、高さや角度調整の自由度が高く、これがこの2つのタブレットスタンドの大きな違いです。
低い方がApple Pencilが使いやすいため、絵を描くのがメインの人はMagfitのスタンドが良いと思います。
こちらもCHECK
-
-
Magfit iPadスタンド&ケースレビュー。高さ角度調整が自由なホールド力抜群の神スタンド
続きを見る
この2つの価格差は1,200円程度ですが、MagEZ Standにはワイヤレス充電機能が搭載されています。
高さを調整する必要がないのであれば、MagEZ Standのほうが機能的にお得。
MagEZ Standを実際に使ってみた感想
ここからは、僕が実際にMagEZ Standを使ってみた感想を、良い点と不満な点を含めて紹介します。
iPadで長時間作業する人におすすめ
iPadに高性能なチップが搭載されるようになり、iPad上で動画編集ができたり資料の作成などが容易にできるようになりました。
目線を高くすることで姿勢が良くなり、長時間の作業もしやすくなるので、iPadをメインに使っている人におすすめです。
ワイヤレスキーボードを接続すれば、小さなiMacのように使うことができるので、iMac欲しいけど買えない…っていう人に是非試してほしいセッティングです♪
ワイヤレス充電ができるのがナイス
たくさんのタブレットスタンドが販売されていますが、ワイヤレス充電機能を搭載しているタブレットスタンドは、ほとんどありません。
スタンドのベース部分は基本的にデッドスペースになっているので、それを有効活用することで省スペース化が計れるため、デスク環境をシンプルに整えたい人におすすめです。
高さの調整ができたら文句なし
MagEZ Standの唯一の弱点は高さが調整できないこと。
後ろから見るとパソコンモニターにそっくりなので、上下にスライドする機能があったら良かったなと思いました。
まとめ
- PITAKA MagEZ Standは、磁力でしっかりホールドしてくれるワイヤレス充電搭載のタブレットスタンド
- ワイヤレス充電ができるのはスマホやイヤホンで、iPadのワイヤレス充電には対応していない
- iPadを高い位置にキープできるので、長時間iPadを使って作業する人におすすめ
今回は、PITAKAのMagEZ Standを紹介しました。
タブレットスタンドの中では高級な部類のスタンドですが、磁力抜群で1kg以内の様々なタブレットに対応。
最大15Wのワイヤレス充電にも対応している機能性に優れた製品です。
iPadを長時間使って作業する人には重宝する製品だと思うので、環境に投資すると思って購入を検討するのもいいんじゃないでしょうか?