AppleミュージックやAppleTVなど、携帯電話としての本来の機能以外にも暇つぶしができるiPhone。
ついつい使いすぎて肝心な時に電池切れになってしまった経験はありませんか?
iPhoneを使う時間を減らせば単純にバッテリーの消費を軽減できますが、それよりもモバイルバッテリーを使っていつでもどこでも充電できれば心配はなくなります。
この記事では、iPhoneにおすすめのモバイルバッテリーを紹介するだけじゃなく、選び方と目的別のおすすめモバイルバッテリーも合わせて紹介します。
バッテリーの持ちが悪いなと感じているiPhoneユーザの方はぜひ最後まで読んでみて下さい。
モバイルバッテリーレビュー
iPhone向けのモバイルバッテリーを選び方
モバイルバッテリーを選ぶ上で大事な指標が、バッテリー容量、入出力、Power Delivery対応、MagSafe充電対応の有無。そしてサイズと重量。iPhone12以降であれば、MagSafeによる磁石でくっつくワイヤレス充電もあげられます。
それぞれの指標について詳しく見ていきましょう。
バッテリー容量
モバイルバッテリーのバッテリー容量は、iPhoneを充電できる回数に影響します。
iPhoneのバッテリー容量一覧
モデル | バッテリー容量 |
---|---|
iPhone SE3 | 2,200 mAh |
iPhone13 Pro Max | 4,353 mAh |
iPhone13 Pro | 3,095 mAh |
iPhone13 | 3,227 mAh |
iPhone13 mini | 2,406 mAh |
iPhone12 Pro Max | 3,687 mAh |
iPhone12 Pro | 2,815 mAh |
iPhone12 | 2,815 mAh |
iPhone12 mini | 2,227 mAh |
iPhone SE2 | 1,821 mAh |
iPhone11 Pro Max | 3,969 mAh |
iPhone11 Pro | 3,046 mAh |
iPhone11 | 3,110 mAh |
iPhoneXR | 2,942 mAh |
iPhoneXS Max | 3,174 mAh |
iPhoneXS | 2,658 mAh |
参考
バッテリー容量は、こちらの記事を参考に作成しています。
上記の表をみると、サイズが大きいiPhoneはそれに比例してバッテリー容量が大きいことがわかります。
満充電したいのであればこれより大きいサイズのモバイルバッテリーが必要ですが、実際に使えるのはモバイルバッテリーの容量の60%程度になってしまうため、iPhoneのバッテリー容量よりも大きいサイズのものを選ぶようにしましょう。
入出力の大きさ
モバイルバッテリーの出力はiPhoneを充電する速度、入力はモバイルバッテリーを充電する速度に影響します。
iPhone8以降のモデルならApple純正の18W以上アダプタで高速充電が可能で、30分で50%の充電ができます。
メモ
iPhone12を高速充電するには、20W以上の出力が必要。
そのため20W以上の出力に対応したモバイルバッテリーがおすすめ。
また、入力が大きいとそれだけ短時間でモバイルバッテリーを充電できるので便利ですが、それに対応した急速充電器が必要です。
おすすめは、超小型で20W出力CIO PD20W1C1Aです。
Power Delivery対応の有無
前項で、iPhone8以降なら高速充電ができると紹介しましたが、Apple純正の充電器以外を使う場合は、Power Delivery(PD)に対応している必要があります。
Power Deliveryとは、USBを経由して受給電ができる規格のことで、最大100Wに対応しています。
出力のサイズによってはMacbookなどのようなノートパソコンも充電できるものもあるため、PD対応のモバイルバッテリーを必ず選んで下さい。
MagSafe充電対応
iPhone12以降のモデルならMagSafe充電対応の有無も忘れてはいけません。
MagSafe充電とは、iPhoneに磁石でくっついて使えるワイヤレス充電機能のことで、Apple純正のMagSafe充電器なら15Wでの充電が可能です。
ただし、MagSafe充電ができるモバイルバッテリーでも、最大出力が7.5Wのものが多いので、有線接続よりは充電速度が劣ってしまうというデメリットがあります。
とは言え、ワイヤレス充電に対応しているとケーブルが不要なので、荷物を少なくしたい、充電速度より利便性を重視したい人におすすめです。
大きさと重さ
大きさと重さもモバイルバッテリーを選ぶ上で大事な指標です。
なぜなら、かばんに入れて持ち運ぶものなので、あまりに大きくて重いものは荷物になってしまうから。
とは言え、大きさと重さはバッテリー容量に比例して大きくなるので、大容量かつ小型で軽量というものはありません。
そのため、自分の利用目的に合わせた最適なものを選ぶことが重要になるわけです。
iPhoneにおすすめの目的別モバイルバッテリー
モバイルバッテリーを選ぶ上で大事なことはある程度わかってもらえたと思うので、ここからは、目的別に僕がおすすめするモバイルバッテリーを紹介します。
容量・サイズ・重さ・出力のバランスが最高なCIO SMARTCOBY PRO 30W
容量 | 10,000 mAh |
---|---|
入力 | 20W |
出力 | 30W |
PD対応 | ○ |
MagSafe充電対応 | ✗ |
サイズ | 約77 x 56 x 26mm |
重量 | 約183g |
全iPhoneユーザにおすすめなのが、CIOの「SMARTCOBY PRO 30W」。
iPhoneの全てのモデルを最低1回以上満充電できるバッテリー容量にもかかわらず、小さくて軽くて、持ち運びしやすいのが特徴。
LCDスクリーン付きでバッテリー残量を確認しやすく、入力も20Wに対応しているので、バッテリー自体の充電も早い神モバイルバッテリーです。
唯一の弱点は、ワイヤレス充電非対応でMagSafe充電ができないことですが、MagSafe非対応のiPhoneを使っている人ならこれを選べば間違いありません。
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薄型で持ち運びに便利なAnker PowerCore Ⅲ 5000
容量 | 5,000 mAh |
---|---|
入力 | 12W |
出力 | 10W |
PD対応 | ✗ |
MagSafe充電対応 | ✗ |
サイズ | 約103×63×14 mm |
重量 | 約112g |
薄くて持ち運びに便利なモバイルバッテリーを探しているなら「ANKER PowerCore Ⅲ 5000」がおすすめです。
バッテリー容量が5,000mAhのため使っているiPhone種類によっては満充電できませんが、そんなに頻繁にiPhoneをいじらない人ならコレで十分。
PD非対応ではありますが、急いで充電する必要がなければ問題になりません。
ポシェットやセカンドバックなどに入れて、荷物を軽く小さくしたい時に重宝するモバイルバッテリーです。
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MagSafeワイヤレス充電対応のCIO MB20W-5000-MAS
容量 | 5x,000 mAh |
---|---|
入力 | 18W |
出力 | 20W |
PD対応 | ○ |
MagSafe充電対応 | ○ |
サイズ | 約94×63×16.5mm |
重量 | 約150g |
iPhone12以降のモデルを使っているならCIOの「MB20W-5000-MAS」がおすすめ。
薄くて小型で軽量なのにも関わらず、MagSafeによるワイヤレス充電に対応しており、ケーブルを持ち歩かなくても充電できるメリットもあります。
折りたたみ式のスタンドも内蔵されているため、スマホスタンドしても使える汎用性の高いモバイルバッテリーです。
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充電器一体型のモバイルバッテリー Anker PowerCore Fusion 10000
容量 | 9,700mAh |
---|---|
入力 | z100-240V 0.7A |
出力 | 20W |
PD対応 | ○ |
MagSafe充電対応 | ✗ |
サイズ | 約77 x 56 x 26mm |
重量 | 約278g |
バックパックなどの大きめのかばんに入れて持ち歩くなら、ANKERの「Powercore Fusion10000」
10,000mAhのモバイルバッテリーの中では大きくて重い製品ですが、充電用のアダプタが一体化したモデルで、充電器が必要ないことが最大の特徴です。
ソケットにそのまま接続すれば蓄電され、Lightningケーブルを介してiPhoneを接続すればiPhoneの充電器としても使える万能なモバイルバッテリーなので、自宅でも外出先でも使えるおすすめの製品です。
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まとめ
- iPhoneにおすすめのモバイルバッテリーは、バッテリー容量、入出力、Power Delivery対応、MagSafe充電対応、サイズと重量を基準に選ぶ必要がある
- CIOのSMARTCOBY PROが、全ての指標においてバランスが良いので一番おすすめ
モバイルバッテリーは数多くの製品が販売されており、目的によっておすすめのものは異なります。
バッテリー容量が大きくて小型で軽いものがあればベストですが、そういったモバイルバッテリーは存在しないので、妥協点をみつけ、今回紹介した目的別おすすめバッテリーの一覧を参考に、自分の用途に一番あっているものを選んでみてください。
迷った場合は、5つの指標において一番バランスの良い「CIO SMARTCOBY Pro」の購入を検討してみてください。