ワイヤレスヘッドホンってたくさんあってどれを買ったらいいか悩みますよね。
僕は、「Anker Soundcore Life Q30」を愛用していますが、同じような機能があり、価格の安いワイヤレスヘッドホンも出てきているので、ほしいな…と思っている今日このごろ。
タイミングの良いことに、とあるメーカーさんからワイヤレスヘッドホンのレビュー依頼を頂きました。
それがこちらの「SuperEQ S1」


SuperEQ S1


アクティブノイズキャンセリング対応。40時間再生可能で約6,000円というコスパの良さそうなワイヤレスヘッドホンです。
いつもどおり、商品の良い点・不満な点も忖度なくレビューしたいと相談したところご快諾頂きました。
ということでこの記事では、「SuperEQ S1」のスペックや「Soundcore Life Q30」との比較、ノイキャン能力や装着感など、実際に使ってみた感想を惜しみなく共有していきます。
ノイキャン対応のワイヤレスヘッドホンを探してる人の参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
SuperEQ S1の同梱物


SuperEQ S1の同梱物
同梱物 | S1本体 |
---|---|
充電用microUSBケーブル | |
キャリーポーチ | |
3.5mmオーディオケーブル | |
航空機用アダプター | |
取扱説明書 | |
保証書 |
同梱物はこんな感じでいろいろ入ってますが、充電用のUSBアダプタは入っていないので、スマホの充電器などで代用する必要があります。


SuperEQ S1ホワイト
カラーバリエーションは、ブラックとホワイトの2種類がありますが、今回提供頂いたのはホワイト。
白と赤のコントラストがいい感じにお洒落で所見でいいなって思ったんですよね。ただ、ダーク系の色と違って汚れが目立ってしまいそうで心配。


右側に付いているボタンで様々な操作が可能。詳しくは後ほど…


側面のロゴ
側面はおそらくアルミ素材でその上に白地のロゴが描かれています。
光の具合でダークっぽい色になっていますが、実際に見るともっと白い清潔感のある色です。


折りたたむとよりコンパクト
本体はこんな感じで折り畳めるので、かばんに入れて持ち運ぶ時に便利。


キャリーポーチにすっぽり収まる
折りたたんだ状態だとキャリーポーチにすっぽり収まります。


キャリーポーチ
キャリーポーチは黒地に緑のロゴがカッコいいですね。本体が白で汚れやすいと思うので、かばんに入れて持ち歩くときは重宝すること間違いなし。
外側は合皮で、内側は布っぽい生地でできているので、ある程度水を弾いてくれそうです。


充電ケーブル用約16cmと短い
充電用のmicroUSBケーブルはこんな感じでめちゃくちゃ短いです(笑)


これだと充電できる場所が限られてしまうので、最低でもこれの倍の長さはあったほうがよかったな…


内側はメッシュ素材
イヤーパッドの内側はメッシュ素材になっていますが、生地が薄くて透けてしまっているので、ちょっとダサい…
でも、黒を選んでいればこれはあまり気にならなかったかも。


伸縮可能
ヘッドホンのサイズもある程度調整できるので、頭が極端に大きい人でない限り耳の良い位置にフィットしないということはないでしょう。
ただし、イヤーパッドのサイズが小さめなので、耳の大きい人は要注意。(詳しくは実際に使ってみた感想を参照)


内蔵マイクでボイチャもOK
マイクが内蔵されているので、ビデオ会議や音声通話も可能。
前に紹介したGENKI Audioに接続すれば、ニンテンドースイッチの音声を聴きながらボイスチャットも可能なので便利です♪
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SuperEQ S1のスペックと類似品との比較
それではSuperEQ S1のスペックを見ていきましょう。
せっかくなので、似た機能の多いAnkerの「Soundcore Life Q30」と比較してみました。
Soundcoreシリーズ | SuperEQ S1 | Life Q30 | |
---|---|---|---|
外観 | |||
駆動方式 | ダイナミックドライバー | ダイナミックドライバー | |
アクティブノイズキャンセリング | ◯ | ◯(※1) | |
外音取り込みモード | ◯ | ◯ | |
再生可能時間(最大) | 通常モード | 45時間 | 60時間 |
ANCモード | 40時間 | 40時間 | |
充電時間 | 約2時間 | 約2時間 | |
最大同時接続数 | 2台 | 2台 | |
NFCペアリング | ✗ | ◯ | |
ハイレゾ対応 | AUX接続時 | AUX接続時 | |
充電端子 | microUSB | USB-C | |
対応コーデック | SBC, AAC | SBC, AAC | |
専用アプリ | ✗ | ◯ | |
付属ケース | ソフトポーチ | ハードケース | |
カラー | ブラック、ホワイト | ブラック、ネイビー、ピンク | |
重さ | 約284g | 約260g | |
定価 | 5,999円 | 8,999円 |
メモ
- ※1 専用アプリにて、屋内、屋外、交通機関モードを切り替え可能
価格に3,000円の差があるので、再生可能時間や専用アプリの有無、重さなどは「Life Q30」に敵いませんね。
でもノイキャンに対応していて、外音取り込みモードがあったり2台同時接続ができるなど、安いなりにも「S1」もしっかり大事な部分を抑えています。
単純にスペックだけ比較しても良くないので、見た目も比較していきたいと思います。
イヤーパッドは角度を変えきれない


SuperEQ S1:イヤーパッドは固定


Soundcore Life Q30:イヤーパッドの向きが変えられる
S1のイヤーパッドは固定されていますが、Life Q30の方が左右に向きを変えられるので、より耳にフィットしやすいです。
首に掛けると大きさの違いが明らか


SuperEQ S1;首にかけた時


Soundcore Life Q30;首にかけた時
ヘッドホンの良いところは、使わない時に首にかけられるところ。
ファッションにもなるので個人的に見た目はとても大事です。
好みは分かれると思いますが、どちらも僕は好きなデザイン。
S1の方が一回り小さく、首の周りにフィットする感じです。
一方のLife Q30は、少し大きめで向きを変えられる分、かなりゆったりと首にかけることができます。
イヤーパッドは柔らかく耳にフィット


SuperEQ S1のイヤーパッド


Soundcore Life Q30のイヤーパッド
イヤーパッドはどちらも柔らかい作りですが、S1の方が小さめに作られている分少し固く、よりフィット感があります。
Life Q30の方はゆったりとした作りなので、圧迫感があまりありません。
操作用物理ボタンは全て右側


右側にボタンが集約


左右のイヤーパッドに操作ボタン
S1は、ボタンが右側のイヤーパッドに集約されているため、右手だけで操作が可能。
Life Q30は、左右にわかれているので、両手で操作する必要があります。
どちらも一長一短があるので、詳しくは次項の実際に使ってみた感想を参照ください。
音質はLife Q30が良く、ノイキャンはS1の方が強い


SuperEQ S1


Anker Soundcore Life Q30
音質に関しては、Life Q30のほうが高音・低音ともに強く音に広がりがあり、S1の方は高音・低音ともに弱く、音量も小さいのでかなりの差があります。


意外なのがノイキャンの能力。
どちらのヘッドホンも強力なアクティブノイズキャンセリング機能を備えていますが、扇風機の音がどれだけ聞こえなくなるのか実験してみたところ、若干S1の方に軍配があがりました。
ただし、ノイキャンをオンにすると、S1の方が低音を大きく削られて、安っぽいサウンドになります。
なので、音質重視の人はLife Q30。
コスパ重視で、強力なノイキャンが必要ならS1がおすすめです。
SuperEQ S1を実際に使ってみた感想
ここからは、SuperEQ S1を実際に使ってみた感想を、良い点と不満な点を含めて紹介します。
アクティブノイズキャンセリングが強力
ANC対応と謳われていても、ほぼ無いに等しいイヤホンがあったりしますが、このワイヤレスヘッドホンのノイキャンは想像以上に強力で、扇風機やエアコン、換気扇などのファンの音はほとんど聞こえなくなるレベル。
比較の部分でも紹介したとおり、約6,000円でLifeQ30よりも強力なノイキャンといのは驚異的…
インターホンやアラームのような高音や人の話し声はある程度聞こえるので、完全に環境音を消せるわけではありませんが、何も聞こえないとかえって危ないので、少し聞こえるくらいが安全。
音楽を流さずノイキャン機能だけをONにして使うこともできるので、仕事や勉強により集中したい人にもおすすめです。
駅や賑やかなカフェなど、人の声や様々な環境音がする場所では、ノイキャン機能だけでは心もとないので、何かしら音楽を聴きながら利用するほうがいいと思います。
ただし欠点もあって、ノイキャンをONにすると楽曲の低音が大幅に削られて安っぽいサウンドになります。
アクティブノイズキャンセリングは低音が削られるものらしいので致し方ありませんが、「Life Q30」のANCのほうが低音の削られ方は少ないので、低音重視の音楽を聴きながらノイキャンを使い人はそっちのほうがいいかもしれません。
音質は、可もなく不可もなく普通
優れた重低音が謳われていますが、そこまで低音がしっかりしている感じはしません。
高音もすごくキレイという感じではないので、これといって特徴のないサウンドな気がします。
逆に言うと、偏りがなくバランスが良いと言ってもいいかもしれませんが…


なので、比較対象になるようなヘッドホンを持っていなければ、音質はそこまで気にならないと思います。
圧迫感は強め、でも頭と耳のサイズが合えば長時間使っても痛くならない


帽子の上から装着しても意外と大丈夫
ヘッドフォン自体の締め付けは強めで、イヤーパッドのサイズもそこまで大きくないので、頭と耳が小さい女性や中高生にちょうど良いサイズだと思います。


イヤーパッドの縦幅:約5cm


イヤーパッドの横幅;約4cm
イヤーパッドのサイズは約5cm x 4cm。
僕の耳がぴったり収まるサイズなので、圧迫感がある割に長時間つけても耳は痛くなりませんでした。




メガネの上からも装着可能
眼鏡の上からも装着できますが、耳掛け部分が圧迫されるので流石にこれは痛いです。
でもこれ避ける方法を発見。
ヘッドホンを先に装着してから、メガネを掛ける(痛みのでないポジションに固定する)と、メガネを掛けながら長時間使っても痛くなりませんでした。


ボタンの位置が近すぎて誤操作が頻発


右側にボタンが集約
ヘッドホンの右側にボタンが全て集約されています。
初見では、右手で操作が完結するので便利だなと思いましたが、実際に装着しながら操作すると、ある問題に気が付きました。
ボタンの順番(左から)
- 次の曲/音量+
- 電源/再生/一時停止/ペアリング
- 前の曲/音量−
- ANC/外部音取り込み
写真左側の3つのボタンが狭い感覚で付いているので、ボリュームを上げたいのに一時停止してしまったり、一時停止したいのにボリュームを下げてしまうような誤操作が頻発してしまうんです。
慣れである程度解消できる問題だとは思いますが、ボタンの間隔をもう少しあけるか、左右に分けてしまったほうがよかったかも。
まとめ
- SuperEQ S1は、強力なアクティブノイズキャンセリングを備えたコスパの良いワイヤレスヘッドホン
- 音質重視なら「Soundcore Life Q30」。ノイキャン重視なら「SuperEQ S1」がおすすめ
今回は、SuperEQのワイヤレスヘッドホン S1を紹介しました。
Life Q30愛用者の僕としては、音質にかなりの差があるためそっちの方がが好みではありますが、約6,000円という低価格で、超強力なノイキャン機能は本当に驚異的。


2021年10月1日まで15%OFF
Amazonを確認してみたところ、2021年10月1日まで15%OFFのクーポンが発行されているため、約5,100円。
Life Q30との価格差が約4,000円なら、音質の差も納得できるので買いだと思います。
公式サイトでは、8月22日までお盆セールとしてその他の製品が割引されているので、よりお得に購入したいなら、合わせてそちらもチェックしてみてください。